2019.03.16

喜田拓也は「相手の出方を見て対応したい。そのあたりの駆け引きも楽しみつつ、勝ちたい」。そんなオトナのサッカーの入り口となるか [J4節大分戦プレビュー]

2019年03月16日 18時39分　
カテゴリ：プレビュー

　先日のルヴァンカップ・湘南ベルマーレ戦で今季初黒星を喫した。さらに遡ると、開幕2連勝後の公式戦3試合は2分1敗と勝利がない。「誰が出ていてもチームとしてやることは変わらない」というアンジェ・ポステコグルー監督の言葉に照らし合わせるならば、決して満足できない直近3試合であろう。勝っている時と勝っていない時では練習の雰囲気が少なからず違うから、やはりチームは生き物だ。

引き分けに終わったルヴァンカップ・コンサドーレ札幌戦は相手を圧倒したが、決定機を決め切れずにドロー。川崎フロンターレとのリーグ第3節は、スコア推移としては後手を踏む展開ながら粘り強さを見せて同点に追いついた。内容的にはやや劣勢だが、昨季からの違いは見せられた。そして前述した湘南戦だが、指揮官は「前半45分のように自分たちのサッカーをやらないとああいう形になってしまう」とキックオフからハーフタイムまでの過ごし方に不満を持っているようだ。

たしかに湘南戦でのパフォーマンスは全体的に物足りなかったが、湘南がここまでの5試合で最も強烈なプレスをかけてきたことも事実。「相手がどうやってきたとしても関係ない」とは傲慢にも程がある。少なくとも相手がマリノスの良さを消そうと対策してきたのは明白で、それは昨季のルヴァンカップ決勝とまったく同じだった。

明日、大分トリニータがどのような出方をしてくるかは予想しづらい。

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