「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「(ゴールについて) ワンタッチで打とうかトラップしようか迷えるぐらいフリーだった。マルコスがいいボールをくれたので、落ち着いていた」(広瀬) 他 [浦和戦後コメント]

 

【コメント】

アンジェ ポステコグルー 監督

「90分を通してすごくいいパフォーマンスを出せた。最初から自分たちのサッカーをしっかり見せることができて、チャンスをたくさん作り、点を取れた。あれだけチャンスがあったのだからもっと点を取るべきだった」

 

――先週も試合を支配していたが、今日のほうがより効果的だった。何か変化をつけたのか?

「前節もしっかり自分たちのサッカーを見せていたが、ゴールポストに2~3回当たり、GKもいい仕事をしてゴールを奪えなかった。自分たちが何かを変えたというのはまったくない。自分たちがやるべきことをやり、この前できなかったことをしっかり出そうと言って送り出した。選手たちがいいゲームを見せてくれたと思う」

 

――前節に比べて落ち着いてゲームをコントロールしているように見えたが、その点をどのように評価しているか? それと今日のような展開になることは想定していたのか?

「前節も今日もチャンスを作った中で、今日に関しては落ち着いてボールを回せたと思う。選手がいい距離を保って自分たちのサッカーができた。前節から見直さなければいけなかった点は、ゴールばかりに頭がいっていたこと。まずはコントロールすること。そしてゴール前で落ち着けるかが大事だった」

 

――ゲームコントロールの基本は守備になった際にボールを奪い返すことだと思うが、その点で相手とは大きな差があった。どのように評価している?

「今日の試合に関しては、チーム全体がコンパクトに保つことが重要だった。浦和は個人の能力・質が高い選手が揃っている。距離が離れてしまうと相手の強さが出てしまう。コンパクトに保ち、距離が近いことで、ボールを失った後も奪い返しやすい。それをピッチ上の選手たちがしっかり表現してくれた。そしてテンポが重要だと思ったので、そこでのリズムもしっかり出せていたと思う」

 

 

MF 10 天野 純

「前節からの反省点として、ミーティングで距離感のことを言われていた。そこを意識して練習からやってきた。練習ではもっと狭いゾーンでやっているので、みんなプレッシャーを感じていなかったと思う。自分や(三好)康児がマークされてもキー坊(喜田拓也)が空くし、そこがチェックされてもシン(畠中槙之輔)やチアゴ(マルチンス)が空く。どこかでポイントが作れていた。自分たちへの対策として3ボランチ気味にしてくるチームもあるけど、今日は違った。試合の中で判断しながらプレーできたと思う。でも、もっともっと向上できると思うし、もっとラクにボールを運べる場面もあった」

 

FW 23 仲川 輝人

「手ごたえはある。前半もっと点を決められたらよかったし、自分を含めてちょっと外し過ぎた。でも狙っているところは悪くなかったし、オフサイドはちょっとのタイミングの問題。出し手とのタイミングを合わせていけば次は決められる。マルコスは流動的に動くので、マルコスがサイドに出た時は自分が中央に入ったりしていた。アクシデントがあった中でもチームとして3点取れて勝ててよかった。チームとして全員がハードワークしていたと思う」

 

 

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