さまざまな思いが交錯する鹿島戦。平成最後のゲームで勝ち点3を奪取したい [J9節 鹿島戦プレビュー]
明日は鹿島戦。伊藤翔との再会が楽しみだ。
2014年から5年間マリノスに在籍し、ピッチ内外でチームを引っ張ったストライカーである。今季から鹿島に移籍し、ここまで全8試合に先発して4得点を挙げている。上々の出来といえるだろう。
契約非更新ではなく、自らの意志でユニホームを着替えた。それだけの覚悟を持って移籍したのだから、活躍してもらわなければ困る。他人事だが、他人事ではない。他会場からゴールの報せが届くのは、やはりうれしいものだ。
栗原勇蔵や兵藤慎剛(現・仙台)と行動を共にすることの多かった伊藤だが、後輩の面倒見も良かった。少し厳しい声で叱咤激励した後には、食事に連れていって笑いを誘う。在籍時はそんなエピソードを数多く耳にした。
お世話になった先輩との対戦を明日に控え、天野純は「不思議な感じ。すごくお世話になった先輩で、自分にとってそういう先輩はあまりいなかった」と思いを馳せた。ピッチ外であまりチームメイトと行動しないタイプだけに、伊藤は特別な存在だったのだろう。
ただし、明日だけは活躍されては困る。水曜日のルヴァンカップ・湘南戦に勝利したが、リーグ戦では浦和に3-0で勝利した後、札幌に0-3で完敗。一進一退を繰り返して突き抜けきれていない。今が我慢の時期だとしたら、連敗だけは絶対に避けたい。
伊藤と対峙するのは畠中槙之輔とチアゴ・マルチンスのセンターバックコンビだ。開幕から8試合連続でコンビを組み、明日もこの二人で伊藤を封じる。
試合前日の練習後、注意すべき点を聞いた。
(残り 478文字/全文: 1128文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ