「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

広島の守備が堅いことはデータに表れている。鹿島戦の逆転勝ちの勢いを大きくして、本格的な夏へ向けて突き進みたい [J10節 広島戦プレビュー]

 

「勝利は自信を与えてくれるもの。勝ち方を見ても、鹿島という力のあるチームを押し込むことができた。内容と結果がリンクした前節だったと思う」(喜田拓也)

 札幌に0-3で敗れた次のタイミングで、鹿島に逆転勝利した。リバウンドメンタリティを発揮すると同時に、仕切り直しの勝ち点3となった。でも一進一退では収穫は手に入らない。この勢いを大きくして、本格的な夏へ向けて突き進みたい。

前節は鹿島が予想以上に引いて守ってきたことを差し引いても、マリノスの出来はまずまずだった。違う相手になってもメンバー構成に大きく手を加える必要性は感じられなかったが、そうもいかない事情がある。広島から期限付き移籍で加わった和田拓也は契約の都合で明日の試合に出場できない。

誤解を恐れず言えば、和田自身に別格のスペシャリティがあるわけではない。例えば山中亮輔のようなパンチ力あるシュートや鋭いクロスを求めるのは難しい。でも、それらを補えるだけの経験値と落ち着きを持っている。状況判断も的確だ。11人の調和や協調性が求められるスタイルにおいて、和田のような存在は欠かせない。

その穴を埋めるのは誰になるか。

 

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