「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

先発予想の天野純、山田康太、そして喜田拓也の中盤トライアングルは育成組織出身。今後のトリコロールの試金石となるか [J16節 松本戦プレビュー]

 

 

高野遼、ドゥシャン、そして扇原貴宏が負傷で戦線離脱している。マルコス・ジュニオールは前節・清水戦での退場処分によって出場停止で、日本代表に招集されている三好康児は地球の裏側のブラジルにいる。三好は強豪・ウルグアイを相手にいきなり2得点したのだから、クラブとしては貴重な戦力がリーグ戦に出場できないリスクを取った甲斐があったというものだ。

また、加入が発表されたばかりの泉澤仁は未登録のため出場できない。マリノスデビューは早くても7月20日の第20節・ヴィッセル神戸で、それまではトレーニングでコンディションとタクティクスを磨いていく。明日の試合のハーフタイムに顔出しのあいさつを行う予定だ。

以上の選手たちを起用できない今節のマリノスは、特に中盤がやや手薄な状況になっている。トップ下として特別な役割を果たしていたマルコスが抜けた影響は大きく、代役を任せたかった三好がタイミング悪く不在。また、扇原が離脱していることでシステム選択の柔軟性を少しだけ失っている。

そのため、迎える松本山雅FC戦はマルコスをトップ下起用する以前のアンカー+インサイドハーフ二人という陣形になりそうだ。

 

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