今夏のJリーグ移籍市場の深層をベテラン代理人が明かす(J論)

「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

エジガル・ジュニオはこれで11点目。コツコツと地道に積み上げていっての数字には、大きな価値がある。それだけに・・・ [J20節 神戸戦レビュー]

 

 

前半唯一にして最大のチャンスを、エジガル・ジュニオがきっちり決めた。相手GKが転倒して奪ったボールを丁寧につなぎ、仲川輝人が相手を引きつけてからのラストパスを右足一閃。ゴール前に限らない冷静さが最大の武器の背番号30は、これで11点目。そのうち複数得点は2試合のみで、負傷離脱していた時期もあった。コツコツと地道に積み上げていっての数字には、大きな価値がある。

それだけに、後半開始から間もないタイミングでの負傷交代が残念でならない。クロスボールに飛び込んだ際に左足首を強くひねってしまった。エジガルはそのまま担架で運ばれてピッチを退いた。長期離脱にならないことを願うのみで、予期せぬアクシデントによってマリノスはチームトップスコアラーを失ってしまった。

ゴールゲッター離脱に追い討ちをかけたのは59分のワンプレーだ。扇原貴宏のパスミスからショートカウンターを食らいかけた場面で、チアゴ・マルチンスがマリノスの最終ラインを突破しようとした選手を倒し、一発退場処分に。畠中槙之輔とともに開幕から全試合に先発してきた守備の要を失う苦しい展開を余儀なくされた。

もっともチームとしての出来は前半からお世辞にも良いとは言えなかった。ヴィッセル神戸が予想以上のハイプレスを仕掛けてきたことに戸惑い、さらに中盤での凡ミスも多く攻撃にテンポが生まれない。相手のプレスをかわして中盤のスペースを有効活用する場面もあったが、相手とほぼ同数の状態で必要以上にスペースがあるため、どうしても攻撃を急いでしまう。焦りばかり先行する攻撃は、フィニッシュシーンが遠かった。

 

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