三好康児、ベルギーへ「サッカー選手になりたいと思ったのはワールドカップに出たいから。そのために海外でプレーしたい。五輪も出たいが、自分の目標はもっと先にある」
マリノスはMF三好康児(22)との期限付き移籍契約を両クラブ・選手合意の下、8月15日付で解除することを発表した。ベルギー1部・アントワープへの移籍を前提とした決定で、今日チームを離れて渡欧後にメディカルチェックを受ける予定だ。
三好は今季、川崎フロンターレから期限付き移籍で加入。リーグ戦19試合出場3得点の成績を残した。昨日行われた天皇杯3回戦・横浜FC戦にも先発し、先制点をアシストするなど勝利に貢献した。
日本代表として臨んだコパ・アメリカのウルグアイ戦で2ゴールをマークし、世界にその名を轟かせた。欧州クラブがその活躍を見過ごすはずがなく、複数のクラブからオファーが舞い込み念願の海外移籍が現実になった。
マリノス在籍期間は約半年間と短いが、アタッキングフットボールを体現する主力として戦った。三好は「この半年間がなければこういったチャンスもなかったし、マリノスにはタイトル取ってほしい」と感謝とエールを述べた。日本の将来を担う若武者が、またひとり海外へ旅立つ。
[一問一答]
MF 41 三好 康児
――率直に、移籍先をアントワープに決めた理由は?
「他にもオファーをもらったクラブはあったけど、ここ2~3試合のプレーを見て攻撃的なチームでスピード感あるスタイルが魅力的だった。日本人は自分しかいないけど、挑戦しがいのあるクラブだと思ったし、率直に魅力があると思ったのが理由」
――ずっと海外移籍が目標だった?
「ずっと目標だったし、ここから。行くことが目標ではなく、行ってから何をするか。行くだけでは満足していない。本当にここからという思いだし、日本とは違う環境の中で自分の底力というか、力を試されると思う。嬉しい気持ちもあるが、一刻も早く自分の力を示していきたい」
――どういう風に成長したい?
「海外に行くと、特に前線の選手は結果を出さないと使ってもらえない。それは日本以上に。逆に結果を残すことができれば、もっと上が見えてくる舞台。チャンスと、ピンチとは言わないけど、どっちもある舞台。常に危機感を持って、期待とプレッシャーを持ちながらやりたい」
――海外移籍の願望はいつから?
「小学校の時から海外でプレーしたいという思いはあった。まさかベルギーとは思っていなかった」
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