「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

遠藤渓太が意地の2ゴール。ここまでリーグ戦1得点の男がわずか10分以内に2得点 [J24節 名古屋戦レビュー]

開始1分で獲得したPKをマルコス・ジュニオールが冷静に決めたのは、3分の出来事だった。多くの選手がボールに一度も触れていない状況で相手DFのプレーがPKと判定され、マリノスは幸先よく先制に成功した。内容は別にして3連敗中という状況だけに、もう負けられないというプレッシャーはチーム全員にあったはず。これがJ1リーグ2試合目の先発となったGK杉本大地は「あれで気持ちがラクになった」と素直な心境を話した。

仲川輝人に対する吉田豊の接触がファウルかどうかは微妙な判定だったかもしれない。ただ、そこに至る過程はなかなかのものだ。相手GKに積極的にプレッシャーを仕掛け、アバウトなボールを中盤で回収し、扇原貴宏がマルコスの足元へグラウンダーの縦パスを通す。マルコスがターンした瞬間、3トップ中央に入った仲川がすかさずスペースへ動き出してラストパスを引き出した。

仲川が直接シュートを放っていたら、ゴールネットが揺れていたかは分からない。角度や距離感としては簡単なシュートではなかっただろう。それでも決定機になっていたのは間違いない。相手のルーズなポイントをしっかり突いたマリノスにとっての最初の決定機が、結果としてPKでの先制ゴールとなった。

しかしながら早過ぎる先制点によって、良くも悪くもゲームプランが変わった。「相手はある程度前へ出てくるチームで、さらに開始すぐに点を取ることができた。相手がより前へ出てくる展開になった」(喜田拓也)。名古屋グランパスはダブルボランチ含めて前がかりを強め、そしていくつかのチャンスを作っていく。GK杉本の粘り強い対応が光った。

 

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