「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

先発復帰の可能性もあるパク・イルギュは「仙台戦は絶対に落とせない。天皇杯の負けが無駄ではなかったことをサポーターに対して示さないといけない」[J27節 仙台戦プレビュー]


水曜日の天皇杯・鹿島戦から中2日、今度はリーグ戦でアウェイ・仙台戦に臨む。マリノスはルヴァンカップに続いて天皇杯のタイトルも失ってしまった。残されたリーグ戦に向けて力が入るのは当然だろう。

鹿島戦で主力の約半数を休ませたことから、指揮官がこの2試合を1セットで考えていたのは明らか。火曜日の時点から土曜日の仙台戦を目論みつつ、先発について「同じ11人かといえば同じではないだろう」と話していた。

この試合で先発復帰する可能性のあるGKパク・イルギュが語気を強めた。

「天皇杯では結果として選手を温存する形になった。だから仙台戦は絶対に落とせない。負けてしまったら本末転倒になる。ピッチに立ったら天皇杯の負けが無駄ではなかったことをサポーターに対して示さないといけない」

 

 

客観的事実として、リーグ戦に向けて天皇杯でメンバーを落としたのは間違いない。出場した選手のパフォーマンスレベルはしっかり精査する必要があるとはいえ、あのメンバーで臨んで勝てるほど鹿島は簡単な相手ではなかった。

だからこそ勝利が義務付けられる仙台戦だ。多くの選手がコンディション万全なのだから言い訳無用の勝ち点3必須のゲームになる。前出のパクをはじめ、センターラインの顔ぶれは大きく変わることが予想される。

 

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