「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「優勝できたのはファン・サポーターの力が大きかった 」(大津)・「大津さん、動きましたもんね!」(扇原) ・「動いたね(笑)」(大津) [大津祐樹×扇原貴宏 優勝記念対談]

 

【大津祐樹選手×扇原貴宏選手(優勝記念対談)】

実施日:12月7日(土)
取材・文:藤井 雅彦
写真:星 智徳
協力:横浜F・マリノス広報室

 

 

 優勝を決めた数時間後、ふたりの選手に対談形式で話を聞いた。

 ひとりは、直前の川崎フロンターレ戦で負傷し、残念ながらピッチに立つことが叶わなかった。
ひとりは、同じく川崎フロンターレ戦で警告を受け、FC東京との決戦は累積による出場停止に。

 試合に出られなかった悔しさがないと言えば嘘だろう。それでも、ふたりの表情は試合前も試合後も、まったく曇っていない。

「今年はチームみんなで戦ってきた」

 大津祐樹と扇原貴宏が、優勝の喜びとその要因、そしてファン・サポーターへの思いを余すことなく語ってくれた。

 

 

――優勝おめでとうございます!

 

大津 祐樹(以下、大津)

「ありがとうございます!」

 

扇原 貴宏(以下、扇原)

「最高です」

 

 

大津

「本当に最高だね」

 

――最終戦はどんな思いで見ていましたか?

大津

「誰が出られなかったコンビだ(笑)」

 

扇原

「でも事実ですねぇ(笑)」

 

大津

「ひとつだけ言えるとしたら、ケガで試合に出るのが難しそうと分かった時は、すごくショックだった(笑)」

 

扇原

「ですよね(笑)。僕は、出場停止になったのは自分の責任なので仕方ありません。でも優勝した時に、その試合のメンバー18人だけで最初にシャーレ掲げるんですよね…」

 

大津

「そう、それ! そのルールをどうにか改正してもらいたい!」

 

扇原

「混ざりたかった。ルール改正してもらえませんかね?(笑)」

 

 

――戦っている仲間たちの姿はいかがでしたか?

 

大津

「ドキドキしたよね。あとは、サポーターってすごいな、と。自分が試合に出ていれば、力で何かを還元できる。でもピッチの外にいると、気持ちでしかサポートできない。それはすごく難しいことだと実感しました。サポーターの方々は毎試合たくさんの応援・声援を僕たちに注いでくれて、ありがたみが分かったよね」

 

扇原

「間違いないですね。いつも声を枯らして応援してくれるサポーターは本当にすごい。大津くんと一緒に見ていたけど、もう祈るしかできないですから」

 

 

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