「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

選手が選ぶ年間MVP!「とにかく結果を出している」(エリキ)・「彼がいなければこんなに勝ち続けられなかった」(ティーラトン)・「試合を決めるという部分で力を発揮」(和田)と絶賛される選手は?

 

 

大団円で幕を閉じた2019シーズンのマリノスから、Jリーグベストイレブンに4選手が選ばれた。

仲川輝人はMVP、得点王にも輝く大活躍。マルコス・ジュニオールも仲川と同点で得点王に。チアゴ・マルチンスは仲川に次ぐ得票数で、チームの象徴とも言える喜田拓也のベストイレブン入りも素晴らしい出来事だった。多くのチームからマリノスの強さが認められた動かぬ証拠と言っていいだろう。

そこで今回、ヨコハマ・エクスプレスではマリノス所属全27選手(特別指定のオビ・パウエル・オビンナは除く)にチーム内からMVPを選んでもらう企画を実施。チームメイトだからこその視点で選ばれたmost valuable playerは、いったい誰なのか。

今回初めて試みる選手が選ぶMVPの結果を、今日から全3回に分けてお送りする。

優勝の余韻に浸りながら楽しんでいただければ幸いだ。

 

 

【第三位】

 

410732e6929a040dd4c6454865ef7753

 

 

 

FW 23 仲川 輝人 (6票)

リーグMVPが、まさか?の3位にランクイン。上位拮抗の争いのためにここでの登場となったが、15得点9アシストの活躍が色褪せることはない。

仲川への投票の特徴は、外国籍選手からの評価の高さ。攻撃のけん引車として最高のコンビを披露したマルコスと12試合8得点の活躍を見せたエリキは「とにかく結果を出している選手」と口をそろえた。さらにチアゴが「責任を持って結果を残している」と言えば、ティーラトンは「彼がいなければこんなに勝ち続けられなかっただろう」と最大限の賛辞を送っている。

 

 

日本人選手からは2票を集めた。大津祐樹は「全試合を通してパフォーマンスレベルが高い」と日本代表にも選出された総合力を褒め、和田拓也は「試合を決めるという部分で力を発揮していた」という決定的な仕事の質・量を理由に挙げた。

ちなみに仲川自身が選んだ選手はパク・イルギュ。

 

 

「新加入選手にとって順応するのが難しいサッカーだけど、パギは日々の努力を怠らず、練習に取り組んでいた。自分をレベルアップさせたいという向上心もすごい。その中でチームを救うスーパーセーブも多かった。だいぶ助けられた」

普段はあえて厳しい言葉で叱咤激励しているGKを、これ以上ないコメントで褒め称えた。

 

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ