優勝候補は見えたか?J1上位5クラブの実力を査定する(J論)

「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

選手が選ぶ年間MVPに喜田拓也。「いなかったらまったく違うチーム」(中川)・「イジられるけど尊敬されている。先輩をまとめることもできる」(広瀬)・「小学校からの仲間として誇らしい」(高野)

 

 大団円で幕を閉じた2019シーズンのマリノスから、Jリーグベストイレブンに4選手が選ばれた。

 仲川輝人はMVP、得点王にも輝く大活躍。マルコス・ジュニオールも仲川と同点で得点王に。チアゴ・マルチンスは仲川に次ぐ得票数で、チームの象徴とも言える喜田拓也のベストイレブン入りも素晴らしい出来事だった。多くのチームからマリノスの強さが認められた動かぬ証拠と言っていいだろう。

 そこで今回、ヨコハマ・エクスプレスではマリノス所属全27選手(特別指定のオビ・パウエル・オビンナは除く)にチーム内からMVPを選んでもらう企画を実施。チームメイトだからこその視点で選ばれたmost valuable playerは、いったい誰なのか。

 

選手が選ぶMVP(1)仲川輝人
選手が選ぶMVP(2)チアゴ・マルチンス

 

 

 

【1位】

MF 8 喜田 拓也 (8票)

 

栄えある第1位は、我らがキャプテンだ。チアゴ・マルチンスや仲川輝人を上回り、今シーズンのチーム内MVPに輝いた。

喜田の名前を挙げたほとんどの選手がリーダーシップやキャプテンシーを理由に挙げ、それこそが喜田拓也たる所以だろう。また、なかなか試合出場できなかった選手が多く登場することも、キャプテンの存在意義がうかがえる。

 

 

ナイスガイのドゥシャンが「チームのことを一番に考えて動いている」と言えば、ムードメーカーとしての地位を確立しつつある広瀬陸斗は「普段の生活から素晴らしい。下からイジられるけど、尊敬されている。上からもイジられるけど、そういう先輩をまとめることもできる」と喜田の人間性について触れた。

 

 

今季途中に加入した選手たちからも多くの票を集めた。

 

 

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「もしいなかったらまったく違うチームだと思う。安心感がすごいし、心強い存在」(中川風希)

「キャプテンとしての立ち居振る舞いがすごくて、チームを引っ張っている。誰よりも試合に出ているのに誰よりも努力している。10時からの練習で僕が8時頃来ても、喜田くんはいつも先に来ている。喜田くんより早く来たことはない」(渡辺皓太)

「いろいろなところをカバーしている。そういう選手がいるとアタッカーはのびのびプレーできる」(泉澤仁)

 

 

ともにキャプテンをやり抜いた扇原貴宏は「同じ中盤の選手として頼りになる」と全幅の信頼を置き、育成組織時代から苦楽を共にしてきた高野遼は「常にチームのために動いている人間。小学校から一緒にやってきた仲間として誇らしい」と胸を張った。

 

 

そして、松原健からのコメントを編集せずに紹介したい。

「キー坊ほどチームのことを考えている人間はいない。練習で手を抜いているのは見たことがないし、試合では常にチームのために汗を流す。誰よりもチームのことが好きなんじゃないかな。いろいろな選手の背中を見てきた上で、いまキャプテンをやっている。すごいのは試合に出ていない、例えば昨年もスタンスを変えずにやれていたこと。イジられながらも、キャプテンとしての威厳もあるし、リーダーシップもある。理想的なリーダー像だと思う」

 

 

ちなみに喜田が選んだ選手は誰だったのか。

「MVPは全員です。全員でマリノスです。僕は選べません」

 キャプテンは最後までキャプテンらしく振る舞い、この企画を締めてくれた。

 

 

 

 

 

tags: 喜田拓也

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