「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「どれだけの選手になれるのかワクワク感しかない。自分が成長する大きなチャンス」。ゴールという獲物に狙いを定めた山谷が、新天地での大暴れを誓った [山谷侑士、水戸へ期限付き移籍]

 

 

マリノスは25日、FW山谷侑士(19)が水戸ホーリーホックに期限付き移籍することを発表した。

ユース出身の山谷は今季からトップチームに昇格。序盤戦はルヴァンカップを中心に出場機会を得て、思い切りの良さと強烈な左足を武器に新人ながら2得点を記録した。しかしカップ戦敗退でリーグ戦のみの戦いとなった後半戦は、ピッチに立てないままシーズンを終えた。

 

 

若手の出場機会が乏しくなってしまうのは、チャンピオンチームならではの悩みと言えるかもしれない。結果が出ることで指揮官が試合出場メンバーを固定すればするほど、山谷のような選手がチャンスを得るのは難しくなってしまう。

そういった状況を踏まえ、フロントは今季も期限付き移籍を積極的に活用する方針を示していた。複数年契約を残す山谷も例外ではなく、育成に定評のあるJ2・水戸で研鑽を積むことになった。

序盤戦のパフォーマンスやインパクトを考えると、後半戦は悔しさしか残らない結果に。

「2得点では足りない。『1年目だから2得点でも十分だよ』と周りに言われるけど、自分としては違うと思っている。もっとゴールできる」と山谷は常に自信をのぞかせていた。

 

 

レベルの高い環境でトレーニングする意義を感じた1年だった。事実、居残りシュート練習では得意の左足で何度もゴールネットを揺らし、先輩GK陣はその成長に舌を巻いていた。一方で、試合に出場しなければ得られない経験もある。

 

 

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