「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「柿谷曜一朗は天才」(齋藤)・「アウェイのセレッソ戦は良いことがない」(中澤)+ドゥトラ・冨澤・中町他 [C大阪戦直前インタビュー] -1,679文字-

【試合に向けて】
樋口 靖洋 監督

「梅雨も明けたみたいだし、本当に暑い。連戦なのでコンディションを見極めながらやっていかないといけない。新しいことをやるというよりもコンディションを整えて、やるべきことをやる。大分戦の結果は残念だった。鹿島とのナビスコカップ2試合に勝てたことで期待値が上がっていたというのもある。あらためて、Jリーグは順位で決まるものではないと思った。少しのきっかけで順位が下のチームが上のチームに勝つ。いまが3位でもウチは常にチャレンジャーでないといけない。次の試合ではリバウンドメンタリティを問われる。
セレッソは最終的にコンビネーションを使って崩してくる。柿谷、シンプリシオ、山口あたりが絡んでくると強力。最近はシステムを変更しているけどウチとの試合にどう臨んでくるか。エジノは連続していて得点しているようにフィットしてきている。柿谷は裏への抜け方がうまい。1トップというか中間ポジションをとっている。抜けたあとのファーストコントロールがうまいから、その一瞬で勝負がつく。ボールを触る回数は少ないけどゴールへの意識が高い。ディフェンスラインとの駆け引きからゴールを狙ってくるので注意したい」

DF 22 中澤 佑二

「セレッソは強い。オフェンス陣の個はしっかりしていて厄介。柿谷は調子が良いみたいだし、自分なりのプレースタイルを確立しつつある。いまはプレーに自信を持っているようだし、すごくレベルアップしている。失点しないためには彼を止めないと。あとはシンプリシオも良い選手。ブラジル人のボランチはハードワークできる。シュン(中村)のところを抑えられるとウチは苦しくなる。アウェイのセレッソ戦は良いことがない。去年は完敗している。今年はそうならないように気を引き締めて臨みたい」・・・

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FW 11 齋藤 学

「柿谷曜一朗は天才。自分が12歳のときから知っていて、当時から能力はズバ抜けていた。最近になって良くなったというよりも昔からすごかった。ボールコントロールやセンスは自分とはくらべものにならない。ポジションはそのチームにあった場所でやっているんだと思う。勝つためには柿谷を止めないといけないけど、それは自分の仕事ではないので守備陣を信頼したい。自分はドゥトラと二人で左サイドでポイントを作って、大分戦でもチャンスは作れているので次は決めきることを目指したい」

MF 8 中町 公祐

「自分は暑い時期が得意なので問題ない。ただ自分だけ動ければ勝てるわけでもない。この前の大分戦ではみんなの足が若干止まっているような印象を受けた。そういったときの守備は特に大事。自分としてはいままでどおり前からプレッシャーをかけて相手を無力化したい。ただウチの守備は前にいるマルキとシュンさん(中村)が大事なので、二人が連戦なのでちょっと足が止まっていると難しい部分も出てくる。セレッソは細かいサッカーをしてくるのでそうすると中盤としては厄介。どうにか前線と後ろを分断せたい」

DF 5 ドゥトラ

「来月で40歳になるけど、そのことについてはいまのところ全然考えていない。いまはリーグ戦のことだけに集中している。4連戦のうちの残り3試合を勝たなければいけない。大分戦では相手のことを尊重しつつも勝たなければいけなかった。セレッソは強いチーム。最近のゲームを見てもすごく調子が良いことが分かる。攻撃的に来るので手強い相手だ。特に前線には速い選手がたくさんいて、去年はそういった展開で負けてしまった。今年はそういった点に気をつけて戦わないといけない」

DF 27 富澤 清太郎

「シーズンを通して波を小さくすることが大事。連敗しないこともそうだし、引き分けたあとにしっかり勝つこともそう。それが優勝するために必要なこと。去年も暑いこの時期にアウェイでセレッソと対戦して、そこから3連敗してしまった。今回も同じタイミングでの対戦になるけど、あれから積み上げてきたものがウチにはある。そういったものを発揮して結果を出さないといけない。(苦手な印象は?)柏ほどパッとは出てこない(苦笑)」

 

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