「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

第一子が誕生した畠中槙之輔は「可愛くて仕方がない。かっこいい父親の姿を見せるために、これからより一層頑張らないといけない」とさらに復活へのモチベーションを高めた

 

 

無念の負傷離脱に、畠中槙之輔は何を思ったのか。胸に去来したのは「自分がピッチにいれば」という強い責任感だった。

ガンバ大阪との開幕戦に、背番号44はいなかった。

石垣島キャンプ終盤に右ふくらはぎを痛めて離脱。宮崎キャンプを調整期間に充て、ゼロックス・スーパーカップ神戸戦での試運転を経て、ACL第1戦・全北現代戦で完全復活を果たした。

しかしACL第2戦・シドニーFC戦直前に、再離脱を余儀なくされてしまう。同じ患部を痛めてしまい無理することはできず、ガンバ戦にも間に合わなかった。

 

 

昨季はチームで唯一、34試合フルタイム出場した。武器にしていた正確な球出しはさらに磨きがかかり、ゴール前で体を張る守備能力も飛躍的に向上。日本代表にコンスタントに招集されたことからも、日本屈指のセンターバックに成長したことがうかがい知れる。

 

 

久しぶりにスタンドから眺める試合風景は、面白いものではなかった。チームはビルドアップ時のミスからの失点もあり、大事なリーグ初戦を落としてしまう。ピッチに立つことのできない自分に腹が立った。

 

 

ヨコエク

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