「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「ここからの2試合で今年が決まる」(斎藤)・「序盤戦が好調だった意味がなくなる」(栗原)+兵藤・中澤 他 [大宮戦直前インタビュー ]

【players voice】
MF 7 兵藤 慎剛

――大阪はやっぱり暑かった?

「うーん、あのスタジアムはいつも暑い記憶しかない。それとなかなかいい結果が出ない。この前は先制点がすべて。あれがリズムが狂ってしまった。いつもそうだけど、夏場は特に先制点を決められたらダメ」

――疲れは?

「ないとは言えないよね。体としては今日が一番重い。でも連戦はどのチームも同じ条件なので言い訳にはできない。こちらにはホームでできる有利な点もあるわけだから、試合までしっかり回復に努めたい」

――踏ん張りどころだと思う

「この大宮戦と次の浦和戦が踏ん張りどころ。流れが良くないときはシーズンのどこかで必ずある。それを小さなものにしないと。状態が良いときよりも攻守の切り替えが遅くなっていて、それで守備がハマらない。一人ひとりの意識が変わればチームとしても結果が出るはず」

――6点目の予感は?

「早く取りたいと思う。セレッソ戦はトラップが流れてしまった。そこだけ。前線の絡みは悪くなかったし、チャンスも作れていた。でも内容が良いと言っても結果が出なければ意味がない。自分のことよりも、まずはどんな形でもいいから勝つこと」

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【試合に向けて】
樋口 靖洋 監督

「踏ん張りどころ。この4連戦でもちろん最初は勝ち点12を取りたかった。でも2試合を終えた時点でもう勝ち点5を落としている。だから最低でも残り2試合を連勝して勝ち点7で4連戦を終えたい。その中で残り2試合の相手は今回の大宮、次の浦和と結果的にいま1位と2位のチームと対戦する。勝てば上位との勝ち点差が詰まる。そういった相手との戦いでは勝ち点3以上の価値があると思って臨みたい。
大宮は決定力のある外国籍FWが二人いない状態だと思う。ここまで二人で14~15点取っているから得点力は少し落ちるかもしれない。あと相手は長いボールが増えるかもしれない。ナビスコカップで対戦したときも長谷川と富山の2トップで、そのときも長いボールが多かった印象がある。大宮は選手の距離感が良くてバランスが整っている。ウチは攻撃のときにそのバランスを崩すように、相手を動かさないといけない。守備では暑くても最初の時間帯はアグレッシブにボールを奪いに行きたい」

FW 11 齋藤 学

「セレッソ戦の映像を見直したら、相手のほうが縦への推進力とスピードがあった。前線の柿谷にボールが入ったときに追い越していくようなランニングも多かったので、そういったところは見習わないといけない。それにしてもこの2試合はもったいなかった。ここからの2試合で今年が決まる。去年は夏場の3連敗で勝ち点を落としてしまった。同じことを繰り返さないようにしないと。中2日で大変だけどそれは相手も同じこと。決めるべきところをしっかり決めたい」

DF 4 栗原 勇蔵

「ズルズル行きかけている状況だと思う。次の大宮に負けて連敗になると本当にズルズル行ってしまう。でもこの試合に勝てば、一気に上位との勝ち点差が詰まって、まったく逆の雰囲気にできる。そういう意味で大きなゲームだと思う。この2試合の反省は前半に先に失点していること。そういう展開ではウチは厳しい。まずは0-0で前半を折り返すくらいの気持ちで戦って、その中で得点を目指したい。ここで崩れてしまったら、序盤戦が好調だった意味がなくなる」

DF 22 中澤 佑二

「ホームでの試合になるし、相手は首位の大宮。ウチにとってやりがいのある状況なのは間違いない。いま安定している大宮に対して、ちょっと調子と落としているウチがどこまでやれるのか。結果が出ていないといっても、ここでさらに負けるようだと上位との勝ち点差が開いてしまう。リーグ全体のことを考えても大宮を止めないといけない。僕たちが優勝を狙うのに相応しいチームかどうか、この一戦で分かると思う」

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