「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

ファン・サポーターの“マリノスロス”解消。18日には選手発信のオンラインイベント「StayHome with F・マリノス」の開催を予定

©️Y. F.M

 

今月7日に神奈川県を含む7都府県に発出された緊急事態宣言をうけて、マリノスの選手たちはクラブのオフィシャルパートナーであるシスコシステムズのWEB会議システム「Cisco Webex」を活用して在宅勤務ならぬ、在宅トレーニングを行っている。

今日の練習終了後、選手を代表して喜田拓也と仲川輝人が、そして練習の音頭を取った田中章博コンディショニングコーチが取材に応じた。

 

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自宅の限られたスペースのため、通常のサッカーメニューはもちろんのこと、ランニングなどのメニューなども組めない。田中コーチは「正直、サッカーをしないとサッカーのフィジカルを保つのは難しい」と前提を話しながらも「普段のシーズン中だと細かいところ、体幹の細かい部分に時間を割くことはできないので、地味で細かいところのトレーニングを心がけています」と狙いを明かす。

 

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負傷のためブラジルに帰国中のチアゴ・マルチンスを除く27選手が筋力トレーニングや体幹トレーニングなど約1時間のメニューを精力的にこなした。キャプテンの喜田は普段通り冷静に「オンラインでつないでいる形だけど、みんなの顔も見えるし、コーチも最大限の努力をしてくれている。意外ときついメニューもあって、家の中でもやれることをやっています」と前向きだった。

 

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屋外でのトレーニングについては「人混みを避ける」などの条件付きながら、チームとして完全に制限しているわけではないという。「(新型コロナウイルスに)感染することだけは絶対に避けなければいけない」(田中コーチ)という指針に基づき、選手各々の判断で行っているのが現状だ。

リーグ再開の見通しが立たず、メンタルとフィジカルの両方で難しい状況がしばらく続く。それでも喜田は「選手として、ひとりの人間として何ができるのか。苦しい部分はあるけど、それでも誰かを思って行動できる。みんなそういう姿勢を持ってくれていることが頼もしいし、その仲間と一緒に仕事ができている幸せを感じている」と今だからこそ感じられる胸の内を明かしてくれた。

18日には選手発信の形でオンラインイベント「StayHome with F・マリノス」の開催を予定。

 

 

ヨコエク

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