今季もチアゴと畠中槙之輔が文句なしに最終ライン中央を守るはずだった。その青写真に狂いが生じたのは、石垣島キャンプでの畠中の負傷だった [白熱のポジション争い2020 : DF編]
ポジションごとの現状整理第2回は、センターバック編をお送りする。
昨季はチアゴ・マルチンス&畠中槙之輔が“鉄板コンビ”だった、このポジション。今季、ふたりに割って入る選手は果たして現れるのか。
各選手の状況を踏まえて、リーグ戦再開後の可能性を探っていく。
押しも押されもせぬマリノスの中心選手となっているチアゴ・マルチンスと畠中槙之輔。
前者は、抜群のスプリント能力を武器にするハイラインディフェンスの守り神だ。昨季はベストイレブンにも選出されたように、他チームから恐れられるその存在としてJリーグにその名を轟かせている。
後者は、マリノスのボールポゼッションに欠かせないビルドアップの起点で、チームで唯一34試合フルタイムに出場した。日本代表の常連にも成長して「自分がチームを引っ張っていかなければ」と話すなど、リーダーシップの面でも成長著しい。
いずれも1995年生まれと若く、これから伸びる余地も大きい。それぞれの武器が今のマリノスのスタイルにジャストフィットしている印象が強いため、今後はウィークポイントをいかに強化してくかが課題だろう。
状態が万全ならば、今季もチアゴと畠中が文句なしに最終ライン中央を守るはずだった。リーグ戦とACLで過密日程が予想されたとしても試合ごとに入れ替える性質のポジションではなく、むしろ成長が期待できる実戦機会だろう。
その青写真に狂いが生じたのは、石垣島キャンプでの畠中の負傷だった。
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tags: チアゴ・マルチンス 伊藤槙人 實藤友紀 山本義道 畠中槙之輔
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