「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「やり残したことはない。やり切ったよ」 坂田大輔は現在、日本サッカー協会が公開する仲介人リストに名を連ねている。[坂田大輔インタビュー -トリコロールを纏った男たち]

 

-坂田大輔インタビュー(前編)-
実施日:5月6日(水・祝)
インタビュー・文:藤井 雅彦

横浜F・マリノス 変革のトリコロール秘史発売のお知らせ

 

 2018年3月15日、坂田大輔は現役引退を発表した。そして次の日から生活が大きく変わった。

 ユニフォームとスパイクの日常はスーツと革靴に。移動手段は自家用車から朝の満員電車になった。

 そのすべてを「とっても新鮮だね」と目を輝かせる。

 セカンドキャリアを歩み始めて2年以上が経過した。

 マリノスの最前線を駆け回っていたスピードスターは、いま何を考え、どのように過ごしているのだろう。

 

 

プロサッカー選手の多くは電車を使わない。普段から自家用車で移動し、J1の一流選手になれば高級外車を所有するケースも珍しくない。

現役時代の坂田大輔も例に漏れず、そうだった。

「現役の時は電車に乗ることがほとんどなかったから、通勤の時間帯に満員電車に乗るのはカルチャーショックだった。それと直前まで福岡に住んでいたこともあって、都内の人の多さにはちょっと驚いたかな(笑)。自宅から会社まで電車で1時間弱かかる。急行に乗れば45分くらいだけど、空いている各駅停車に乗っているよ」

 坂田の口から『会社』という単語が飛び出した。そう、現在はいわゆる会社員として毎日を過ごしているのだ。

 

 

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