「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「まだ公式戦4試合が終わっただけ。その中でもACLで阿道が点を取ってくれて、梶川は貴重な経験を積めた。結果で示すしかない」 [小倉SDに聞く、2020年の編成 vol.2]

[小倉SDに聞く vol.1]
※WEB取材は4月28日に実施

横浜F・マリノス 変革のトリコロール秘史発売のお知らせ

 

マリノスは昨オフにおける移籍市場でも積極的な動きを見せた。

連覇を狙うJ1リーグ、2014年以来の出場となるAFCチャンピオンズリーグ(以下、ACL)、さらにはルヴァンカップや天皇杯といったカップ戦のタイトル奪取を目指し、質・量ともにバージョンアップを図った。

チーム統括本部はどこに主眼を置いて編成を進めたのか。

 

 

最初のテーマは「現有戦力をいかにして確保するか」だった。小倉スポーティングダイレクター(以下、SD)は「編成は国内外の他チームから選手を獲得するだけではなく、在籍している選手を継続的に保有することも大きなポイントです。費用対効果のバランスを考えた優先順位の中で、優勝したメンバーの経験値は特に大きなものと考えました」と解説してくれた。

その最たる例が、抜群のスプリント能力でハイラインディフェンスを実現させたチアゴ・マルチンスと、左サイドバックのレギュラーとして欠かせない戦力となったティーラトンだろう。

 

 

昨季は両選手ともに期限付き移籍という立場で、完全移籍で獲得するには移籍違約金が必要だった。彼らの保有権を獲得するには少なくないコストがかかる。それでも必要戦力と考えたチーム統括本部は、年内の時点で完全移籍にスライドしての契約延長にこぎつけた。

 

 

ヨコエク

(残り 1380文字/全文: 2007文字)

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