「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

【ここだけ練習試合レポ】-チョ・ヨンチョルの脅威- 9月30日 練習試合 大宮戦 蒼井真理レポート

9月30日(日)場所:マリノスタウン
横浜F・マリノス 1-6 (0-2 / 1-4) 大宮アルディージャ ※45分×2本

得点者の詳細等はコチラ

チョ・ヨンチョルの脅威

アウェーで大宮とスコアレスドローに終わった翌日、マリノスタウンでBチームが大宮と練習試合を行った。次節・広島戦はマルキーニョスに加え、栗原勇蔵と富澤清太郎も出場停止。CBでの起用が濃厚な青山、先発の可能性が高まった中町公祐や松本怜のプレーに注目が集まった。

1本目はGKが飯倉大樹、4バックが右から喜田拓也(ユース3年)、青山直晃、金井貢史、比嘉祐介。ボランチが中町公祐と狩野健太、右サイドハーフに松本翔、左に松本怜。トップ下にマルキーニョス、1トップに大黒将志。負傷の森谷賢太郎はウォーミングアップには参加したがゲームには出場しなかった。

対する大宮は、CB深谷友基と片岡洋介、SB鈴木規郎、ボランチ上田康太、SH渡邉大剛らJ1出場数が100試合を超える実力者を並べ、更に得点力と突破力が高いSHのチョヨンチョル、FWには高さと強さのある長谷川悠を配する充実の布陣となった。

結果は1-6(1本目0-2、2本目1-4)。

マリノスは序盤から最終ラインを高く保ち、前線からのプレスと能動的なポゼッションで攻守に主導権を握ろうとする。しかし11分、その浅いラインのウラをチョ・ヨンチョルが見事なフリーランでフィードに抜け出し、飯倉との1対1を決め先制を許す。失点後は素早いアプローチからボールを支配し、中町のパスや松本怜のドリブル突破を起点に松本翔や大黒が決定機を得るも決めきれず。

リードは許しながらも良いペースで試合を進めていたマリノスだが、前日のトップと同じく徐々に相手ブロックの内側へのパスが減り始める。ベンチの小林慎二ヘッドコーチからは「何が怖いんだ!」と苛立ちの声があがった。守備の寄せも少しずつ甘くなり、浅いラインの裏を取られるシーンが増える中で40分、カウンターからチョ・ヨンチョルがサイドのカバーに入った狩野を抜き去り、クロスのこぼれ球を長谷川悠に押し込まれる。1本目は支配率では上回るも大宮の鋭い速攻に手を焼き、0-2で折り返した。

 

マルキーニョスのゴールと4失点

2本目は開始からGKに六反勇治が入り、26分にマルキーニョスと大黒が下がり、トップ下に谷口博之、左サイドに汰木康也(ユース2年)が入り、松本怜の1トップとなった。

開始5分にマルキーニョスがミドルを放ち、GKの手をかすめゴールラインを割ったが判定はゴールキック。マルキーニョスは激高し主審に詰め寄る。大黒が「さわったやろ?」と問いかけると大宮のGK江角は

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