「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「今年はどの相手も自分たちを倒しにくる。去年以上のガッツや泥臭いプレーも必要になる」とマルコス。マルコスにしか決められないシュートでゴールネットを揺らせ [J5節 鹿島戦プレビュー]

 

メンバーを入れ替えながら戦った3連戦を経て、チーム状態は上向いていくだろう。昨シーズンとは異なるスタメン編成について、ポステコグルー監督は「数ヵ月間試合から離れていた。選手個々に試合勘を取り戻してもらいたかった」と狙いを明かした。

開幕戦のガンバ大阪戦と約4ヵ月間の中断明け3連戦を終えて、マリノスには全試合フルタイム出場の選手がいなくなった。パク・イルギュや畠中槙之輔、あるいはチアゴ・マルチンスのように負傷離脱が理由の選手もいるが、仲川輝人や喜田拓也、扇原貴宏といったアクシデントのない主軸でも躊躇することなくプレータイムを制限。さらに両サイドバックは状況や相手にほとんど関係なく自動的にターンオーバーした印象だ。

その間、新加入選手も多くピッチに立った。水沼宏太やオナイウ阿道が得点に絡む活躍を見せ、梶川裕嗣はパクの穴を埋めるべく奮闘している。唯一、浦和レッズ戦で負傷して全治4~6週間と診断された實藤友紀の離脱は残念だが、多くの選手が試合勘とコンディションを上げて次のフェーズに向かえる。

 

 

試運転を終えたチームとして、明日から始まる3連戦ではやはり結果がほしい。おそらくは今回の連戦でもある程度メンバーを入れ替えながら戦うことが予想されるものの、指揮官は少しずつ結果に比重を置いた采配を振るうはず。あくまでも「自分たちのサッカーを続けていく」ことで結果を追い求めていく。

試運転といえば、そろそろ助っ人選手たちのエンジンがかかってくる頃だろう。特にブラジル人カルテットに期待したい。

 

ヨコエク

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