「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

遠藤渓太のブンデスリーガ移籍が決定的。 26日のコンサドーレ戦がマリノスでのラストゲームに。 「マリノスに育ててもらった力で切り拓いていきたい」と決意のコメント

 

マリノスのMF遠藤渓太(22)がドイツ・ブンデスリーガ1部のウニオン・ベルリンに期限付き移籍することが、この日までに決定的となった。近日中に正式発表される見込みだ。

 

 

遠藤はジュニアユースからマリノスの一員となり、ユースを経て2016年にトップチームに昇格。左サイドが主戦場で、スピードとドリブル突破を武器にしているサイドアタッカーだ。ルーキーイヤーからリーグ戦23試合に出場し、15年ぶりの優勝を果たした昨季は7得点7アシストの活躍でリーグ最多得点を誇る攻撃陣の一端を担った。

来年に延期された東京五輪でも活躍が期待され、昨年末には日本代表にも初選出された。そんな新進気鋭のアタッカーを欧州各国のクラブが放っておくはずがない。昨オフにもベルギーやドイツ2部クラブから水面下で獲得の打診を受けるなど、すでに注目される存在になっていた。

 

 

遠藤はマリノスとの複数年契約を残しているが、ウニオン・ベルリンとの交渉は順調に進み、来年6月末までの期限付き移籍という形でまとまりそうだ。契約には完全移籍する際の買い取りオプションが盛り込まれているという。

今年初めには昨季のプレーを振り返って「中途半端な結果しか残せていないので、まったく満足していない」と話していた遠藤。同年代でも多くの選手が欧州に活躍の場を求めている昨今、彼らの成長や変化を目の当たりにすることで海外志向が強くなるのは自然だろう。

 

 

一方で、リーグ連覇とAFCチャンピオンズリーグ制覇を目指すマリノスにとっては大きな痛手となる。それでも強化部としては昨夏の天野純や三好康児のケース同様に、所属選手に海外移籍のチャンスがある際は本人の意思を尊重する姿勢を貫く。目先の利益だけでなく、長いスパンで考えた時に、それが選手の成長とクラブの発展につながると考えている。

 

ヨコエク

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