2-0となってからは、マルコスに続いて、今度は遠藤渓太の夏の夜のショータイムが始まった [J6節 横浜FC戦レビュー]
この日もマルコス・ジュニオールが圧巻のパフォーマンスを見せた。苦しいゲーム展開を強いられる中、ひと振りで流れを変えたのが背番号9だった。
左サイドのタッチライン際でボールを持ち、ゴール前へ鋭いクロスを送る。飛び込んだエジガル・ジュニオの頭はわずかに届かなかったが、自陣ゴールに戻りながらの対応を迫られた相手DFは完璧にクリアできず、足に当たったボールはゴールネットに吸い込まれていった。
ゲーム序盤、攻守ともに相手の鋭い出足に苦しんだだけに、この1点の価値は大きかった。チーム全体が落ち着きを取り戻すだけでなく、リードしたことによって精神面でも風上に立つことができた。もともと実績上位はマリノスなのだから、相手が焦って前掛かりになればこちらのもの。
後半に入ってからは、ほとんどの時間をマリノスが支配した。持ち前のポゼッションはボディブローのように相手にダメージを与えていく。だんだんと足が鉛のように重くなってきた相手は、マリノスの素早いボール回しについてこられなくなった。
(残り 639文字/全文: 1115文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ