「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

2-0となってからは、マルコスに続いて、今度は遠藤渓太の夏の夜のショータイムが始まった [J6節 横浜FC戦レビュー]

 

 

この日もマルコス・ジュニオールが圧巻のパフォーマンスを見せた。苦しいゲーム展開を強いられる中、ひと振りで流れを変えたのが背番号9だった。

 

 

左サイドのタッチライン際でボールを持ち、ゴール前へ鋭いクロスを送る。飛び込んだエジガル・ジュニオの頭はわずかに届かなかったが、自陣ゴールに戻りながらの対応を迫られた相手DFは完璧にクリアできず、足に当たったボールはゴールネットに吸い込まれていった。

ゲーム序盤、攻守ともに相手の鋭い出足に苦しんだだけに、この1点の価値は大きかった。チーム全体が落ち着きを取り戻すだけでなく、リードしたことによって精神面でも風上に立つことができた。もともと実績上位はマリノスなのだから、相手が焦って前掛かりになればこちらのもの。

 

 

後半に入ってからは、ほとんどの時間をマリノスが支配した。持ち前のポゼッションはボディブローのように相手にダメージを与えていく。だんだんと足が鉛のように重くなってきた相手は、マリノスの素早いボール回しについてこられなくなった。

 

ヨコエク

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