「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「相手はいろいろとバタバタしているみたいだけど、こちらには関係のない」(栗原)「去年の天皇杯の借りを返したい」(兵藤) [柏戦直前コメント] -1,864文字-

【試合に向けて】
樋口 靖洋 監督

「大宮はウチを消しにきた。でも、それを上回らないといけない。あの試合では消されてしまった。大宮戦ではフジ(藤田)や(端戸)仁が入って2~3続けてミスしてしまった。途中から入った選手がパワーアップさせられればいいけど、雰囲気に入りきれなかった印象がある。(齋藤)学も前半からチグハグだった。代表に選ばれたことが影響したのか。東アジア杯前が一番良かった。まだ波があるけど、これを乗り越えないといけない。(栗原)勇蔵も良くなかった。若いけど連戦は向いていないのかな。でもアイツは中心選手だから。
(齋藤)学がいないのでドリブルという武器はない。いわゆる一人で運ぶプレーは難しくなる。でもここ2~3試合の学の出来を考えると、違う武器があってもいいのかもしれない。(端戸)仁は長い時間プレーしないと良さを出せない傾向にある。でも短い時間でも相手の間でボールを受けて前を向く彼本来の良さを出さないといけない。
それとパワープレーのところは整理しないといけない。それが有効かどうかを検証する必要があって、今週はその確認を行った。理想的なのはセカンドボールを拾って押し込む形。勝っているときはうまくいっているから問題が見えないけど、負けると見えてくるものがある。この時期はどうしてもコンディション優先というのもあった。
リーグ戦、ナビスコカップ、天皇杯とまだ3つのタイトルすべてを獲得する可能性がある。我々はベスト4の壁を破らないといけない。ファイナリストになるのはステップ。それがなければ、その先もないわけだから。でも、どの大会でもチャンピオンになるという成功体験が財産になる」

MF 6 小椋 祥平

「レイソルと対戦すると、いつも相手のペースに付き合わされてしまう印象がある。どうしてもガチャガチャして殴り合いのようなゲーム展開になることが多い。だから、まずは自分たちのペースで試合を進めることが大事。そのため大事なのはやっぱり守備のところ。しっかりとコンパクトにした上で前からプレッシャーをかけて、奪ってから素早く攻めたい。相手はロングボールを入れてくる可能性もあるけど、それにペースを惑わされずに戦う必要がある」

下バナー

MF 8 中町 公祐

「リーグ戦での3連戦は1勝2敗という結果だったけど、フィーリングとしては悪くない。ナビスコカップは違う大会なので、この柏戦には気持ちを切り替えて臨めると思う。ウチはプレッシャーがかかっていない状態なのでリラックスして戦える。とにかくファイナルに進出したい。今年のマリノスの好調を結果として示さないといけないと思う。来年になって「去年良かったね」と言われても、それが結果になっていないと説得力がない。まずはナビスコカップで決勝に進んで、チームをアピールしたい」

DF 4 栗原 勇蔵

「相手はいろいろとバタバタしているみたいだけど、こちらには関係のないこと。しっかり戦って決勝戦に進みたい。ホーム&アウェイということで大事なのはアウェイゴールになる。準々決勝でも第1戦のアウェイで鹿島に2-0で勝てたから、そのあともラクになった。そういう展開にできれば理想。でも柏には最近勝っていないので苦戦するかもしれない。守備陣としてはまず無失点を目指す。その上で1点でも取れれば第2戦に向けて有利になる」

MF 7 兵藤 慎剛

「ウチはずっとタイトルから遠ざかっているチーム。リーグ戦はもちろんのこと、カップ戦でもずっと優勝できていない。それどころから決勝戦にも進めず、ベスト4の壁に阻まれている。去年の天皇杯もベスト4で負けてしまった。そのときの相手はレイソルで今回のナビスコカップ準決勝の相手もレイソル。借りを返したい。今年のリーグ戦では2試合とも内容的に互角以上に戦えていたので悪いイメージはない。ホーム&アウェイの戦いになるので第1戦がとても大事になる。死に物狂いでタイトルを勝ち取りたい」

GK 1 榎本 哲也

「火曜日の練習で背中の筋肉を少し伸ばしたような感じになった。水曜日は様子を見て、木曜日の練習からは普通に合流できた。そんなに大きな問題ではないし、試合でも普通にプレーできると思う。柏には最近勝っていないけど、去年まで自分はあまり出ていなかったから(苦笑)。そういう苦手意識もない。ただ今シーズンもリーグ戦で2回戦って、まだ勝っていない。ウチのペースでも一瞬のスキを突かれている。特にホームでの試合は自分のミスから失点している。まずは第1戦を完封して、なおかつ勝てれば最高だと思う」

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ