「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

マリノスはここまでの14試合で28得点。1試合2得点の計算。しかし川崎は同じ14試合で41得点。1試合平均3得点に届きそうな勢いで強烈な相手だ [J14節 川崎戦プレビュー]

 

首位を快走する川崎フロンターレに待ったをかけたい一戦だ。加えて言えば、続く名古屋グランパス、そしてセレッソ大阪もマリノスより現在順位が上。シーズンの折り返しに向けたラスト3連戦は、リーグ連覇を目指す上でとても大切な連戦になる。

「好調同士で戦えるいい機会。自分たちの力を試すいい機会だと思う」と話したのはリーグ戦2試合連続ゴール中の仲川輝人だ。PK戦にもつれ込んだ接戦を制したルヴァンカップ準々決勝・北海道コンサドーレ札幌戦から中2日という日程はとてもタイトだが、サッカーには人生同様に踏ん張りどころがある。死力を尽くして戦わなければいけない。

マリノスはここまでの14試合で28得点を挙げている。つまりちょうど1試合2得点の計算で、34試合68得点の昨季とまったく同じペースということになる。マルコス・ジュニオールが8得点、ジュニオール・サントスが5得点を挙げて攻撃陣をリードしている。

 

 

しかしながら川崎フロンターレは同じ14試合で41得点を挙げている。1試合平均3得点に届きそうな勢いで、これはなかなか強烈だ。顔ぶれもまさしく多士済々で「誰か特定できないくらいほぼ全員を警戒しないといけない。気を抜いたら点を取られてしまうので、警戒し続けないといけない」(畠中槙之輔)。すべてのポジションにハイレベルな選手が2人以上おり、連戦もなんのそのという戦力はリーグ随一だろう。今シーズンも厄介な相手なのは間違いない。

同じポゼッションベースでも、よりアスリート志向が強いのがマリノスのアタッキングフットボールだ。1試合平均120kmを超えるのがマリノスで、これは今シーズンもダントツのリーグトップの数字。対してフロンターレは平均値が110kmに満たず、少ないほうから数えて3番目である。同じボール保持だとしても、その質は大きく異なる。

 

ヨコエク

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