「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「けがはもう問題ない」(富澤)・「ラブラブな二人に挟まれて試合に出るのかな?」(俊輔)+ファビオ他 [栃木戦直前コメント] -1,722文字-

【試合に向けて】

DF 27 富澤 清太郎

「けがをしていた箇所はもう問題ない。練習もフルでこなせているし、リ バウンドもない。不安もないし、早く試合に出たい。ナビスコカップは残念な結果だった。できれば自分もピッチに立ちたかったけど、仕方がない。でも、まだ リーグ戦と天皇杯が残っている。リーグ戦はもちろんチャンスだし、天皇杯も勝ち進んでいけばACL出場権を獲得できる可能性がある。だから週末のことを考 えるよりも、まずはこの一戦に集中して勝つことを考えたい」
樋口 靖洋 監督

「コンディションが一番。小さなけがでも、それが次のゲームに影響を与えてはいけない。3連戦は大丈夫と踏んでいるけど、シーズンの終盤なので疲労を配慮しないといけない選手もいる。終盤はどうしても万全な状態とはいかないもの。だから1試合だけ飛ばすか、あるいは試合に出ても大丈夫なのかを判断しないといけない。カンペー(富澤)は日曜日以降はフルメニューをこなせているし、リバウンドもない。本人も不安はないと話していたので使える状態になったと思う。逆に兵藤については慎重にならないといけない。

ナビスコカップで敗退してしまったのは残念だけど受け止めなければいけない。まだ天皇杯とリーグの2冠を獲得するチャンスはある。それに向けてトライしていきたい。ただ今回の試合に関しては天候が心配。台風で雨や風の影響もあって負傷などのアクシデントにつながってはいけないので、それも考慮していく。いろいろな試練があるのはチャンピオンになるための道。強いチームは試合数が多くなるし、それによって過密日程にいるのは宿命。今年そうなっているのは進歩している証だと思う。タフにならないといけない。

栃木は走力があって、カウンターが鋭い。それと外国人の能力が高いチームだと感じる。J1クラスの外国人が3人いるチーム。松本育夫さんはどのチームを率いてもハードワークできるチームを作っている。鳥栖を率いていたときと同じような印象がある。昔、お世話になった人と同じ監督という立場で対戦できるのは光栄なこと」

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MF 25 中村 俊輔

「栃木は映像で見る限り、外国人が良くて、カウンターもスピーディー。裏に抜ける1トップの外人も速い。それが形になっていて、最近はガンバにも勝っている。J1レベルだと思って戦う。3-0とか4-0の試合にはならないと思う。そのあとに広島戦があるからどうこうではなく、この日程に負けないようにやる。最近は仙台戦から引き分けが続いていたけど、レイソル戦で久しぶりに勝った。相手は第1戦を4-0で勝っているからという戦い方だったかもしれないけど、ずっと勝っていない相手に勝ったわけだから、それを次につなげて、そのままの勢いで広島戦に臨みたい。疲れはそんなに気にならない。こういう試合で(端戸)仁も(佐藤)優平もポイントをつかんでほしい。もしかしてオレはラブラブな二人に挟まれて試合に出るのかな?(笑)。足下の技術がしっかりしている二人なので、距離を近くしてプレーしたい」

 

GK 1 榎本 哲也

「ナビスコカップ敗退はすごく残念だけど、最後の柏戦はチームとしてやるべきことをやった。守備陣はリスクを覚悟の上で集中してプレーできていた。チーム全体として点を取らないといけない状況だったので、攻撃的に戦えたと思う。それは今後につながる。これからのリーグ戦や、今回の天皇杯でも相手は自分たちよりも順位やカテゴリーが下のチームが多くなる。そういうチームは前線からプレッシャーをかけて、ボールを奪ったらどんどん縦パスを入れる。そういうサッカーで圧倒していきたい」

DF 15 ファビオ

「ボランチはCBとは違うポジションなので当然やり方も変わってくる。よりフィジカルを求められるポジションかもしれない。それに試合途中から出場するケースが続いているので、全体のリズムに合わせる難しさもある。周りの選手は試合のリズムをわかっているけど、自分はそれを感じることからスタートしないといけないので多少、時間がかかる。自分自身、基本的にはDFとしてやっていきたいと思っている。ただ、必要ならば監督が求めるポジションでチームの手助けをしたい」

 

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