「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「1シーズンに2度目のハットトリックは初めて」(マルキ)・「FWは点を取ることが一番気分がいいもの」(俊輔)+榎本他 [栃木戦後インタビュー] -1,317文字-

FW 18 マルキーニョス

「1シーズンに2度目のハットトリックは初めて。チームとして1点目 を早い時間帯に取るのは重要なこと。ドゥトラから本当にいいボールが来たので決めることができた。自分は常に向上心を持ってプレーしている。今年のように 得点を重ねていると相手のマークも厳しくなってくる。そのときはゴールを決められない時期もくる。平常心を保って、慌てずにやることが重要だと思ってい た」

 

【試合を終えて】
樋口 靖洋 監督

「先週土曜日のナビスコカップは、結果的には準決勝での敗退となったがアグレッシブに戦って2-0と勝利を収めることができた。今日もしっかりとタイトルを意識して戦おうと選手たちを送り出した。選手たちはタイトルへの強い思いをピッチで表現してくれた。相手を受けることなく仕掛けることが、攻守両面でできていた。そういう意味では疲労感はあるが、間違いなく次の土曜日のゲームにつながる戦いができたと思う。(端戸、ファビオなどの評価は?)端戸も佐藤もファビオも、とてもアグレッシブにプレーしてくれた。特に端戸と佐藤に関しては、できるだけ前でプレーしてラスト3分の1でどれだけ多くのプレー機会を得られるかをテーマとして送り出した。チャレンジしてくれた姿勢やシュートにつながる場面を作ったという点で、間違いなく今後のリーグ戦につながると思う。(後半、ややペースダウンしたように見えたが?)いえ、松本監督になってからの栃木さんは、とてもアグレッシブなサッカーができている。たぶんいまのJ2では、一番勢いがあり、力を持っているチームだと思う。特にそのチームの中でも3名の外国籍プレーヤーは決定力があり、一発で局面を打開してゴールを決められるという力を持っている。慎重に戦ったわけではないが、カウンターのケアなどでかなり神経を使った。2点リードをつけた時点から少し押し込まれる展開になったかもしれないが、最後のところではうまくゲームをコントロールできたと思う」

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MF 25 中村 俊輔

「思ったよりもプレッシャーがきつくなくて、マルキとも話したけど、あまり疲れなかった。キレが出るような動きもできたし、最後まで2点リードで終わることができた。フィジカル的にもメンタル的にも次につながるゲームができた。早い時間帯に点を取れてラクになったし、何よりFWは点を取ることが一番気分がいいもの。次の広島戦に向けて、チーム全体としてもフィジカル的に、メンタル的にいいゲームができたと思う」

 

GK 1 榎本 哲也

「失点の場面は(栗原)勇蔵に当たっていたみたいで少しコースが変わった。それで止めるのが精一杯だった。でも1対1のピンチの場面は冷静に対応できたと思う。自分の間合いに入ってきたという感じがあった。後半は向かい風が大変で、柏戦のときよりもやりにくかった。そうするとどうしても難しいゲームになる。ただチームとしては悪くなかったと思うし、ヤバイという雰囲気も感じなかった。今日は最初に追い風だったので、柏戦と同じように前から行こうというサッカーをした。次の広島は特殊な相手だから今日のように前から行くとかわされてしまうけど、そのほかの相手には有効なサッカーだと思う」

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