「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

アジアでの冒険は次なるステージへ。2020年のマリノスが、歴史の扉を開いた [ACLグループステージ5節 全北現代戦レビュー]

日本から遠く8,000km以上離れたカタールの地で、トリコロールの花が満開に咲き誇った。

17分、素早いリスタートからパスをつなぎ、左サイドでボールを受けたのはティーラトン。

相手の寄せが余りとみるやボールを持ち出し、ペナルティエリアの外から左足を鋭く振り抜く。スライスしながら落ちるような軌道の弾丸ミドルに相手GKはまったく反応できず、先制ゴールが決まった。

殊勲の背番号5を囲むように歓喜の輪ができた。

キックオフと同時にマリノスは全北現代を攻め立て、左ウイングの位置で起用された高野遼をキーマンにチャンスを量産していた。3分に松原健のスローインをきっかけに仲川輝人が惜しいシーンを迎え、5分には相手GKがクロスをファンブルしたボールをマルコス・ジュニオールがボレーで狙った。

 

©Y.F.M

つづく8分には再び仲川が空いて最終ラインを突破してチャンスを迎えるなど決定機を量産していただけに、ゴールが奪えない展開でのティーラトンの得点は大きな意味を持っていた。

 

©Y.F.M

 

前半を1-0のスコア以上に圧倒したマリノスは、後半立ち上がりの51分に貴重な追加点を挙げる。

 

ヨコエク

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