Honda FCから獲得したGK白坂楓馬は鹿児島へ即レンタル。GKは実戦経験を積むことが成長への近道。そして、今回はホームグロウン制度も背景に
マリノスは11日、JFLのHonda FCからGK白坂楓馬(24)を獲得することを発表した。白坂は同時にJ3の鹿児島ユナイテッドFCへ期限付き移籍する。
ジュニアユース追浜出身の白坂は桐光学園高校から立命館大学へ進学し、2019年からHonda FCに加入。身長180cmと上背こそないが足元の技術に優れたGKで、反射神経の良さを生かしたセービング能力にも定評がある。
所属していたHonda FCはJFL屈指の強豪で、昨季まで4連覇中。2019年度の天皇杯では浦和レッズを2-0で破って大金星を挙げ、2020年度もベスト8に進出していた。自信のポゼッションサッカーは上位カテゴリーのチームにも通用する実力で、そこに白坂も一役買っていた。
期限付き移籍の受け入れ先となる鹿児島は、昨季までアンジェ・ポステコグルー監督の右腕としてヘッドコーチを務めていたアーサー・パパス新監督が就任する。おそらくはマリノス同様にポゼッションサッカー志向のはずで、プロ1年目の白坂にもチャンスがありそうだ。
加入即レンタル移籍の流れは今後も増えるはず。特にGKはポジションがひとつしかないため、必然的に出場機会は限られる。ユースからトップチームに昇格する寺門陸もJ2のレノファ山口へ育成型期限付き移籍した。プロ選手として実戦経験を積むことが成長への近道で、公式戦の舞台でしか得られない成功と失敗がある。
さらに今回の件にはマリノスの中長期的なビジョンが見え隠れする。冒頭で記したようにジュニアユース追浜出身の白坂はホームグロウン制度の対象選手だ。
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