「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

急転直下のエリキ移籍の原因は、長春亜泰がパルメイラスに支払った巨額の移籍違約金。今オフ最大の誤算だった。

急転直下の結末は、予想するのが難しい今オフ最大の誤算だった。

2019年8月、エリキはマリノスと1年半契約の期限付き移籍で加入した。保有権を持つのはパルメイラスで、マリノスとの契約が切れる2020年末以降も複数年契約を残していた。

 

 

優勝した2019年は12試合で8得点を挙げてラストスパートの原動力となり、コロナ禍で苦しんだ2020年はチームトップタイの13得点を記録。類まれな身体能力と抜群の得点力を生かし、マリノスのオフェンスリーダーとして欠かせない存在となった。

シーズン終盤、マリノスは完全移籍での獲得へ向けて動き出した。交渉は順調に進んでいる感触があり、少なくとも12月時点では2021年もトリコロールのユニフォームを着る可能性が高かった。前線で複数ポジションをこなせるエリキは絶対必要戦力で、今オフ最も原資を投下する事案だったのである。

 

 

しかし年が明けると、交渉は突如として暗礁に乗り上げた。パルメイラスの下に潤沢な資金を持つ中国の長春亜泰から電撃オファーが舞い込んだ。

 

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