新ブラジル人アタッカーのエウベルが、どれだけ“特別”な能力を持っているかが、マリノスの2021シーズンの鍵を握る [2021年チーム編成について(4)]
[2021シーズン所属選手(契約更新&移籍加入&新卒)※2021年1月16日時点]
GK:中林洋次、梶川裕嗣、高丘陽平、オビ・パウエル・オビンナ、田川知樹
センターバック:實藤友紀、伊藤槙人、チアゴ・マルチンス、平井駿助
右サイドバック:松原健、小池龍太、岩田智輝
左サイドバック:ティーラトン、高野遼
ボランチ:和田拓也、扇原貴宏、喜田拓也、渡辺皓太
トップ下:マルコス・ジュニオール、樺山諒乃介
右ウイング:水沼宏太、南拓都
左ウイング:エウベル、前田大然
ストライカー:オナイウ阿道
ここまでに2021シーズンのマリノスで戦うことが決まっているのは上記25選手だ。
エリキや大津祐樹との別れは寂しいかぎりだが、年長グループで精神面でも落ち着きをもたらす和田拓也や水沼宏太、あるいは新進気鋭のオビ・パウエル・オビンナの契約更新はグッドニュースだろう。
また、すでに別稿でも述べたように多くの若手選手が今季も期限付き移籍で武者修行へ旅立った。そんな中、興国高校から加入する4選手はマリノスの一員としてプロキャリアをスタートさせる。彼らにはいつかトリコロールを背負って立てるような成長と活躍を期待したい。
ポジションバランスを見ていくと、前線の質と量が不足していると感じるかもしれない。2020シーズンのチームトップスコアラーであるエリキとジュニオール・サントスが抜けたことが理由だ。両者は異なる長所を発揮しながら13ゴールずつをマークしたリーグ屈指のゴールゲッター。今季の前線を担う選手たちには二人の穴を埋め、それ以上の活躍という高いハードルが課せられる。
本職はトップ下のエウベルだが、エリキの期限付き移籍期間満了という発表を踏まえ、ひとまず左ウイングで起用される可能性が高まった。このブラジル人アタッカーがどれだけ“特別”な能力を持っているかがマリノスの命運の鍵を握る。
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