「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「点を取る感覚を思い出してほしかった」(兵藤)/エクスプレスインタビュー広島戦:小野・中澤・青山・熊谷他

 

【点を取る感覚を思い出してほしかった -voice of players(広島戦より)-】

MF 7 兵藤 慎剛

――守備は狙い通りだったのでは

「相手がやろうとすることはすべてハメたじゃないけど、やりたかったことはやらせなかった。前回の対戦と同じように相手の特殊なフォーメーションを抑えることができたと思う」

――足りなかったのは得点だけ

「チャンスを作ることもできていたし、(齋藤)学とかは深い位置まで入ることもできていた。こういう試合は1点を争う。PKも含めて、それはチームとして反省しないといけない」

――PKについて

「ベンチから蹴れという指示は聞こえていた。(中澤)佑二さんにも蹴れよと言われた。でも自分で獲得したPKは自分で蹴りたいと(小野)裕二は言っていた。大宮戦もアイツがチャンスを決められなくて勝てなかった。だからアイツに点を取る感覚を思い出してほしかったし、チームが勢いに乗るにはFWの得点が必要だから」

――次節以降に向けて

「守備はここ3試合くらい悪くない。それを続けていって、次はマルキが帰ってくる。マルキに頼るわけではないけどFWが点を取ることでチームは乗っていく。ゴール前は最終的に個の力になるので、そこで取りきることでゲームにも勝てる」

 

【試合後のコメント】

樋口 靖洋 監督

「本当に勝ちたかったのが正直な気持ち。広島がオフェンスのときは[4-1-5]のフォーメーションにどう戦うかがポイントだった。ボールを奪うところでパワーを使ってしまい、攻めることができなかった。ウチの遅攻のときは相手は[5-4-1]になるのでテンポが上がらなかった。あとは決めるところを決めきる力がなかった」

DF 22 中澤 佑二

「2試合連続無得点でも、とにかく守備陣は仕事をできている。0-0でもとりあえず我慢して続けていくことが大事。(佐藤)寿人に何度が裏を取られてシュートを打たれた場面もあったので、そこはアオちゃん(青山)とテツ(榎本)としっかり反省して、満足せずにやっていきたい。こういう展開でチャンスを決めきれずに1点取られて負けるのをよく見ている。負けなくてよかった。(小野)裕二はこれがいい経験になると思う。次は爆発してくれると思う」

FW 10 小野 裕二

「試合前はPKはシュンさん(中村)かヒョウくん(兵藤)かマチくん(中町)という話だったけど、オレは自分で取ったPKなので自分で蹴って決めたかった。結果的に外してしまったので、次の試合でもっと貢献するしかない。今日勝てなかったのは自分の責任。しょうがないということはない。蹴ることに集中したけど精神力が弱かった。自分の力が足りなかったので、明日からもっと練習するしかない。次は蹴らせてもらえるかわからないけど、チャンスをもらえたらしっかり決めたい」

DF 26 青山 直晃

「勝ちたかったけど、こういうときもある。相手は攻撃力があって、集中が切れる場面もあったけど無失点で終わることができたので個人的にはホッとしている。(佐藤)寿人さんはテレビに映らないところでもいい動きをしているので、実際に対戦していて怖さがあった。でも自分は練習でオグリさん(大黒)と対戦していて、紅白戦でもアドバイスをもらいながらプレーしている。実際に対戦してみないとわからない部分もあったけど、全体的にはうまく守れたと思う」

FW 11 齋藤 学

「相手のやり方にうまく対応できたと思うけど、高い位置でボールを奪ってショートカウンターでチャンスを作るようなプレーはできなかった。個人的にはもっとサイドを制圧しないといけない。守備はミキッチが入ってからもそんなにチャンスを作らせなかった。ドゥトラと左サイドでいい関係を築けたと思う。あとはゴール前で2回くらいあったチャンスをしっかり決めないといけない」

MF 28 熊谷 アンドリュー

「今日は自分自身の試合の入り方が悪かった。単純なパスミスがあって、それを引きずってしまった。もっと遠くへ飛ばしていきたいところも近くへのパスになってしまった。守備はディフェンスラインに入るくらい下がった。(中澤)佑二さんからそういう指示があったので、そういう守り方をした。ボールを大きく展開されると間で受けられてピンチになる。無失点で終わることができたのは大きい」

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