「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「26人全員で練習できた」(樋口監督)・「誰がヒーローになってもいい」(中澤)+端戸・俊輔他 [新潟戦直前コメント] -1443文字-

【練習後のコメント】
樋口 靖洋 監督

「これまでの試合前と選手の雰囲気はあまり変わらない。いい意味でリラックスしている。それと今日は選手全員がピッチに立って26人全員で練習できた。シーズン終盤はどうしてもけが人が出てしまうものだけど、これは本当に素晴らしいこと。円陣でかけた言葉は普段とまったく同じ。他会場の情報は持っておこうと思っている。でもウチが勝てばすべてを決められること。まずはそれに集中したい。そのなかで時間経過を考えて、最終的にはタイトルを獲得することが目標なので、引き分けで終わることが必要な状況があるかもしれない。いろいろなことを頭に入れつつベンチワークしていく」

MF 25 中村 俊輔

「先制点が大事なのはどの試合も同じこと。形ができているチームが増えてきて、先制点を取ればいままでやってきたことをポジティブに進められる。だから先制点を取られてからが本当の勝負だと思う。たくさんの人がスタジアムに入って、優勝のプレッシャーを感じると思う。それは現実としてあることだし逃げられないこと。その中でどれだけ力を発揮できるか。個々がしっかり競り合って、1対1で負けないことは重要。それをカバーしていって、わかりにくいところでいいプレーを重ねていくと、それが大きなプレーになる。その積み重ねがCKになって、CKからのこぼれ球で点が入ったりする。新潟は前からプレッシャーをかけてくる。前の4人でウチの最終ラインの4人にプレッシャーに来るかもしれない。でもどんな展開にも対応できるメンバーがいると思う。こっちがチャレンジャーのつもりで後半戦の1位に挑戦する。グラウンドの外は騒がしいけど、グラウンドの中では冷静にやるべきことをやる。どういう展開になるか楽しみ。試合に関しては特別に楽しみというわけではなく、これまでの試合と変わらない。でもスタジアムに行ったらお客さんがたくさん入っていると思うだろうし、それから感じるものがあるかもしれない」

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DF 22 中澤 佑二

「優勝に対する思いが年々強くなる中でチャンスをつかめなかった。チャンスをつかむための努力をしてきて、やっとチャンスがやってきた。その成果が試される一戦になる。スタジアムには6万人くらいのお客さんが来てくれると思うので、ホームで優勝を決めたい。誰が点を取ってもいいし、誰がヒーローになってもいい。とにかく勝つことだけを考えてやりたいし、そういう雰囲気を出したい。この試合で決めるという気持ちがなければ危ない。次もあるという気持ちでは優勝できない」

MF 8 中町 公祐

「ここまできたらテンションの上がらない選手はいないと思う。でも練習グラウンドでは特に変わった雰囲気はない。いい意味で変わらないということ。ベテラン選手が多いし、気持ちのスイッチの入れ方はみんながわかっている。自分もジュビロ戦前のほうが高ぶっていたくらい。でもスタジアムに足を踏み入れた瞬間に変わると思う。リーグ戦ではキャリアハイのお客さんの人数だと思うので、いいプレーをして優勝したい」

FW 17 端戸 仁

「自分が試合に出たい気持ちはあるけど、ここまできたらチームの勝利を一番に考える。今年1年いろいろあって、いいときも悪いときもあった。このチームで優勝したい。マンチェスター戦もそうだったけどお客さんがたくさん入るスタジアムでプレーするのは気持ちがいい。同じプロサッカー選手でも最後まで優勝を味わえない選手もたくさんいるはず。優勝できるように、力になりたい」

 

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