「カバ(樺山諒乃介)のほうから聞いてくるんです。『今のフェイントはどうやるんですか?』みたいな。ギラギラして、先輩から吸収しようとしてる。彼らにいい先輩だと思ってもらえるような選手で在りたい」[天野純インタビュー(前編)]
[天野純選手インタビュー(前編)]
実施日:2月18日(木)
インタビュー・文:藤井 雅彦
開幕戦まで残すところ3日。
川崎フロンターレとの“決戦”に向けて、ヨコハマ・エクスプレスでは天野純に独占インタビューを実施した。
二次キャンプ中の忙しい中、現況と開幕戦へ向けた意気込みを彼らしくマイペースに語ってくれた。
なお、募集した質問コーナーは3月に公開予定のインタビュー後編でお送りするのでご期待いただきたい。
「(樺山は)ギラギラしていて、先輩から吸収しようとしてくる。人懐っこくてかわいい後輩です」
――天野選手は大卒で横浜F・マリノスに加入し、今年でプロ8年目。いよいよ2021シーズンが開幕します。
「まずF・マリノスでこれだけ長くサッカーができていることに誇りを感じています。大学を卒業して加入したときはこんなに長くプロサッカー選手を続けられるとは想像していませんでした。若いときは怖いもの知らずで、毎日をガムシャラに生きていた気がします。今ほどいろいろなことを考えていなかった。だから年齢を重ねた最近のほうが自分のプレーや出来に一喜一憂しているかもしれません(笑)」
――年齢を重ねたといえば、今年は天野選手にとって30歳を迎えるシーズンです。以前、天野選手自身が「もうすぐベテランの領域に入ってくる」と話していましたが、プレーしていてそういった感覚はありますか?
「最近ちょっとケガが多くなってきているのが気になります。僕はもともと体が硬いタイプだけど、若かったときは特に気にしなくてもケガがなかった。去年もそうだったけど最近は筋肉系のケガが増えているので、それは年齢が影響しているのかもしれない。しっかりケアしながら、今年はケガなくシーズンを戦いたい。運動量や体力といった部分ではまったく衰えを感じません」
――今年は高卒で4選手が加入しました。特に樺山選手と一緒に話しているシーンを多く見かけますが、どういった話をしているのですか?
(残り 2086文字/全文: 2962文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
外部サービスアカウントでログイン
既にタグマ!アカウントをお持ちの場合、「タグマ!アカウントでログイン」からログインをお願いします。
(Facebook、Twitterアカウントで会員登録された方は「Facebookでログインする」「Twitterでログインする」をご利用ください)
tags: 天野純