「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「代表に来て試合に出るのが簡単ではないことは重々承知している。でももう1試合あるので、何が何でも出たい」(松原健) [日本代表コメント]

 

 7年ぶりに日本代表として戦っている松原健がオンラインで取材に応じた。

 25日の日韓戦では出番なし。それどころか同じ右サイドバックで初招集となった山根視来が代表デビュー戦で初ゴールを決める活躍を見せた。ベンチから見ていて刺激を受けないはずがない。

 

 

「視来が活躍してくれたことで、自分にいい危機感を与えてくれた。彼にはない自分の良さを出していきたい。もし視来が(吉田選手に)1.5倍でいけと言われたなら、自分は2倍くらいでやらないとポジションを奪えないと思っている」

 覚悟を新たに日々のトレーニングに取り組んでいる。

 7年前とは異なり現代表はリオ五輪を目指す世代別代表でともにプレーした選手も多く、練習やメディア対応でも緊張した様子はない。あくまでも平常心で、内に秘める闘志を燃やしている。

 

 

 目指すは30日のワールドカップアジア2次予選・モンゴル戦での試合出場だ。もしピッチに立てば松原にとって7年越しとなる悲願の代表デビューになる。

「代表に来て試合に出るのが簡単ではないことは重々承知している。でももう1試合あるので、何が何でも出たいという気持ちはあるし、そのために練習からアピールしていきたい」

 マリノスを代表して日の丸を背負う松原健にその瞬間は訪れるか。合言葉は「ケニーに初キャップを」だ。

 

 

[コメント]

DF 2 松原 健

――代表に合流して約1週間経過した。いろいろなものを経験していると思うが、この活動は松原選手にとってどのようなもの?

「練習はとても充実していて、日韓戦ではチームとして勝利を収めることができた。自分は出場できなかったけど同じサイドバックの(山根)視来が活躍してくれたことで、自分にいい危機感を与えてくれた。彼にはない自分の良さを出していきたい」

 

――同じ右サイドバックの山根選手との違いは?

「視来の場合はアタッキングサードまで上がってプレーするけど、僕の場合はその手前でパスを選択する。そういうところを見てもらえたらうれしいと思う」

 

 

――7年前の代表招集時に受けた刺激と今感じる刺激は違うものがある?

 

ヨコエク

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