実行性の高い新戦力 -藤本淳吾、三門雄大、下平匠の移籍加入について [シリーズ移籍の真相2014 -2-] 藤井雅彦 -2,078文字-
8日、クラブから移籍加入選手の正式リリースがあった。名古屋グランパスからMF藤本淳吾(30)、アルビレックス新潟からMF三門雄大(27)、そして大宮アルディージャからDF下平匠(25)がそれぞれ完全移籍で加入する。藤本はJ1通算200試合以上に出場し、かつてはベストイレブンや新人王に選出された優秀なレフティーで、三門と下平は100試合以上に出場している実力者だ。いずれもスタメン争いに割って入る存在であろう。
藤本の加入については比較的早い段階で話がまとまっていた。13シーズン限りで名古屋との契約が切れるため、違約金などの大きな障害はなかった。名古屋は3季連続で赤字を出せないというクラブライセンス制度の問題を抱えており、今オフは多くの主力選手が年俸ダウン提示、あるいは契約非更新となった。マリノスは藤本が清水エスパルスに在籍していた10年オフにも正式オファーで獲得に乗り出した経緯があり、3年越しのラブコールが実った形となる。一部報道で推定年俸8,000万円という数字が踊っていたが、所属選手のパワーバランスを考えるとそこまで高くないと推測できる。
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