エウベルがワールドクラスの一撃で待望の来日初ゴール。 背番号7の今後にかかる期待が大きくなった [J7節 湘南戦レビュー]
シュートそのものがワールドクラス。
そこに至る連係や思考も実にハイレベルだった
待望の初ゴールはインパクト大の一撃だった。
オナイウ阿道がキープしたボールを受けた天野純がドリブルで持ち上がる。マルコス・ジュニオール不在にもかかわらずベンチスタートとなった背番号14である。目に見える結果を欲し、どうにかして違いを生み出したいと前のめりになるのは当然だろう。
だから天野はパスの行き先として、左サイドをサポートする小池龍太ではなくゴール前の前田大然を選んだ。「より危険なプレーを選択しようと思って大然に出した」(天野)。前田が落としたボールに反応したエウベルはダイレクトで右足を一閃。シュートは豪快にゴールネットへ突き刺さった。
シュートそのものがワールドクラス。そこに至る連係や思考も実にハイレベルだった。「得点場面は全員が連動して決められたという成功体験を得られた」と天野は頷く。ただ偶発的に決まったわけではなく、ピッチ上の選手たちがイメージを共有したからこそのスーパーゴールだ。
エウベルが決めた付加価値も大きい。ここまで1試合に何度かドリブルで見せ場を作り、先週のルヴァンカップ広島戦では岩田智輝の得点をクロスでアシストしていた。ただ助っ人選手が本当の意味で信頼を勝ち取るためにはゴールが欠かせない。反対に言えば、どんな形でも点を取った選手は周りに信頼される場合が多い。
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