慌てず、焦れず、粘り強く戦って勝利。決勝ゴールのオナイウ阿道以外にマン・オブ・ザ・マッチを選ぶなら… [J8節 C大阪戦レビュー]
予測し、準備し、実行に移す
オナイウ阿道が「これぞストライカーの仕事」
値千金の決勝ゴールを決めたオナイウ阿道は、チームメートに祝福されながら派手なガッツポーズを何度も、何度も繰り返して喜びを爆発させた。
「素直にうれしかった。チャンスを決めきれていなかったし、ピンチもある展開で0-0だった。ああいうこぼれ球が自分のところにこぼれてくるのはあまりないので、FWの選手っぽいゴールが取れてよかった」
殊勲の背番号45は今季リーグ戦2点目に手ごたえを感じている様子だった。
唯一にして最高のゴールが生まれたのは後半アディショナルタイムに入る直前のこと。エウベルのドリブル突破を起点にチャンスを作り出し、マリノスが左CKを獲得。水沼宏太の正確なキックをファーサイドのチアゴ・マルチンスが頭で狙うと、このシュートがDFに当たったことをきっかけにゴール前に両軍選手が入り乱れる混戦状態に。
目の前にこぼれてきたボールに対してオナイウが瞬時に反応。ただ蹴り込んだわけではなく、右側から転がってきたボールを右足のアウトサイド気味に当て、しっかりと枠へ飛ばす。
「必ずこちらに飛んでくると思って準備していた。左足で打てる状況ではなかったので右足で少しでも強く打てるように意識してシュートを打った」
予測し、準備し、実行に移す。これぞストライカーの仕事、である。
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