「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「試合勘は試合に出場しないと生まれてこない。いま大事なのは試合に出場すること。監督が僕を選んだ時はチームのためにベストを尽くしたい」(レオ・セアラ)他 [練習コメント]

 

 

[コメント]

アンジェ ポステコグルー 監督

――広島戦はグループステージ突破をかけたゲームになる。どのような位置付けで臨む?

「リーグ戦もルヴァンカップも一番大事なのは自分たちがどれだけいいパフォーマンスを出せるかどうか。それができればいい結果がついてくる。水曜日もそういう形でやっていきたい」

 

 

――先週の仙台戦では岩田選手をセンターバックで起用し、後半からサイドバックで起用した。彼順応性をどのように見ている?

「彼のような選手はなかなかいない。2つ、3つのポジションをこなすのは並大抵なことではない。彼のような選手にはポジションは関係ないし、常に学ぼうという姿勢がある。重要な選手のひとりになっている」

 

――今年のルヴァンカップではリーグ戦で出場機会が少ないメンバーたちが好パフォーマンスを見せている。昨季や一昨季と比べてチーム全体の底上げができている手ごたえは?

「今シーズンは今のところ仲川を除いて本当にいい調子で上がってきている。去年は波があったが、今シーズンは今のところ全員がいい状態でフィットしている。ルヴァンカップでいい結果を残し、Jリーグでもいいパフォーマンスができている。どちらの大会で起用するかではなく、全員がいい準備をしている。リーグ戦は11試合が終わり、残り27試合ある。カップ戦もたくさん試合が残っている。選手たちが戦える準備をしっかりしていけば、いい結果を残せると思う」

 

 

――チームとしてコンディションの良さを保つためにやっている工夫は?

「特別に変えていることはない。スケジュールが去年とはまったく違う。去年は開幕してすぐに中断になって、難しい部分もあった。今年はスタートからいい形でできているし、日々の練習でハードワークしている。試合に出ている選手だけでなく全員がいい準備をできているので、これを続けていきたい」

 

 

MF18 水沼 宏太

――先週の仙台戦で2ゴールを挙げた。あらためて振り返ってほしい

「自分にとってゴールは大きなことだった。それまでの試合では正直、シュートチャンスがあまりなかった。1点目の場面は角度があまりなかったし、周りはクロスを上げるかなと思ったかもしれないけど自分の中では自信を持って右足を振り抜くことができた。去年は3点しか取れなかったのが今年はもう2点取れたので、これからもっと取っていきたい。(直接FKは)最近はキックの感触がよかった。シュートやパスも思い通り蹴れていて、FKも前日の練習ですごくフィーリングが良かったので自信を持って蹴ることができた」

 

 

――ここまでチームとして結果が出ているが、去年との違いはどこにある?

「去年の悔しさを持って臨んでいるのでモチベーションが高い。チーム全体として悔しさを表現できているというのはあると思う。誰が出場しても高いモチベーションで高いレベルを目指してやれている。あとは去年からあまりメンバーが変わっていないので、去年の課題を踏まえてプレーできているというのはあると思う。失点が少ないのは前線からの守備に後ろが連動できているから。得点は去年もすごく取れていたけど、90分通してのマネジメントがしっかりできていると思う」

 

――去年は22連戦というハードな日程だった。いい意味での慣れや学びを感じる?

「たしかに去年はすごく連戦があって、今年も連戦だけどまた試合だという感じはない。次の試合に向けてしっかり準備できている。僕個人としては、リーグ戦は途中出場だけど、ルヴァンカップも含めて試合に絡めている。その中で結果が出ているのは大きい。連戦だからといったマイナスにとらえることはひとつもない。どんどん試合をやりたいという気持ちが僕自身にある」

 

 

 

ヨコエク

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