「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「ヘディングが得意」と話していたレオが名刺代わりの一撃。攻撃のバリエーションが増え、可能性はさらに広がった [L杯GS5節 広島戦レビュー]

チアゴ選手に聞きたいことはありますか?

 

先発総入れ替えが可能になった背景と得たモノ

 

ルヴァンカップのグループステージ突破を決めた。予選は残り1試合を残し、ここまで32分と負けなし。後半アディショナルタイムの失点が悔やまれるところではあるが、体感は気温25.4℃という数字以上に暑く感じた模様で、かなり難しい試合環境だったのだろう。

リーグ戦とカップ戦でメンバーを入れ替えながら戦っている今シーズン。ただし直近の公式戦から先発総入れ替えを実施したのは昨日のサンフレッチェ広島戦が初めてだった。負傷者が発生して手薄だったサイドバックは松原健や小池龍太が、レオ・セアラの来日が遅れてしまった影響で駒不足に陥っていたストライカーポジションはオナイウ阿道が継続先発していた。

 

 

それが現在、離脱している選手は仲川輝人のみで、レオも全体練習合流から2週間半で初先発を飾れるコンディションになった。いわゆるターンオーバーがスムーズにできる状況が整ってきた。今後、アクシデントなしでシーズンを終えられる保証などどこにもないが、その時はここまで多くの選手に出場機会を与えられたことがプラスに働く。

これだけメンバーを入れ替えながらスタイルを維持できているのは、他チームと比べた時に堂々と胸を張れることだ。もちろん個々のアピールに傾注してしまう場面はあったが、それも水曜日に行うカップ戦の魅力のひとつである。天野純や水沼宏太が目をギラつかせ、闘志を燃やす姿はシンプルにカッコいい。

 

 

かつて2018年の仲川がそうだったように、カップ戦メンバーからリーグ戦でコンスタントに出場機会を得る選手が現れるのが楽しみだ。

 

 

レオが示した確かな特徴によってポジション争いは激化

 

初先発で66分までプレーしたレオのパフォーマンスを触れたい。

 

ヨコエク

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