「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「試合前から田川とかに『西川選手から点取ってくる』と言っていたので、ホンマに取れて良かった(笑)。自分の自信にもつながる」(樺山) 他 [エリートリーグ浦和戦後コメント]

[コメント]

松永 英機 アカデミーダイレクター

――試合を振り返ってほしい

「マリノスとしてアタッキングフットボールをやることはトップからアカデミーまで共通理解としてある。U-21のエリートリーグを通してそこへチャレンジしたいとい気持ちで臨んだ。選手たちはよくプレーしてくれたし、それが5得点という結果で、マリノスらしくプレーした成果だと思う」

 

――エリートリーグに参入するという判断については?

「ポストユースについては日本サッカー界全体の課題だと思う。その中でマリノスはエリートリーグに参入し、若い選手がプレーして成長につなげる機会を増やしたい。その必要があると感じた」

 

 

――トップチームに昇格する選手、そこからさらにステップアップする選手はひと握りという考え方もあるが?

「同じ年代のカテゴリーでプレーするだけでなく、能力のある選手にはもっと上のカテゴリーでプレーさせることが大事。もちろんみんなが上へ行けるわけではないけど、上のステージへ行くために環境を整えることが大事になる」

 

――どのような準備をして今日の試合に臨んだ?

「第1節の名古屋戦は練習せず本番を戦った。今日の試合に関しては昨日、1時間程度だけど顔合わせも含めて練習して臨めた。自分たちのプレーを意識することが大きなテーマだった。ユースもトップと同じスタイルやインテンシティでプレーすることを意識していて、コンセプトは変わらない」

 

――ロングボールを使う場面もあったが、後方からボールをつなぐスタイルは意識した?

「時にはフィードする場面があるかもしれないが、GKからボールをつなぐスタイルは変わらない。そういったところは前半からもっと出していきたかった。発展途上の部分はあるのでそれができるようにしていきたい」

 

――ゴールを決めた樺山などトップチームから3選手がプレーした。彼らの評価は?

「彼らはプロ1年目だけど自信を持ってプレーしていたと思う。彼らにとっては成長するために必要な場で、今日の試合はトップチームの監督、スタッフ、強化部の方々、そして役員の方も見に来ていた。見られている環境でプレーすることが大事だし、ユースや練習生にとってはアピールの場になる」

 

 

――浦和はトップチームの選手が大勢出場していた。エリートリーグの今後については?

「それぞれのクラブ、チームによって事情は違うから仕方ない。でもマリノスとしてはユースの選手が上のカテゴリーでプレーする、あるいはジュニアユースの選手がプレーするかもしれないし、そういった機会を相手に関係なく作っていきたい。この年代の選手は年間30~40試合プレーすることが大事。このエリートリーグは年間10試合という予定なので、今後は試合数の確保が重要になっていくと思う」

 

 

FW 11 樺山 諒乃介

――試合を振り返って

「ユース選手含めて全員が守備で流動性を持って立ち上がりからできた。自分たちがゲームの流れを作っていたのでそれが5点につながった。みんなが攻守においてハードワークして走っていた」

 

 

――ゴールになったミドルシュートについて

「あそこのエリアで前向いたときは自信持っている。もらったときに決められる自信があったので自分のタイミングでシュートを打つだけだった」

 

――エリートリーグでプレーすることについては?

「エリートリーグでもJリーグでも、どんな試合でも勝つこととチームのために活躍することを意識している。トップチームでなかなか出られていないのは課題が多いから。体力的な課題や守備の課題に向けてエリートリーグで一つひとつ成長していきたい」

 

 

――今日のチームでは年齢が上になる。そういったことは意識する?

「トップチームでもここでも上下関係というか年齢は関係ない。サッカ-をやっている上で年齢のところはあまり気にしていない」

 

――監督が見ている中で結果を残したことについては?

 

ヨコエク

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