「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

指揮官は“聖域”に手を触れるのか。積極的な選択でチームにアグレッシブさを復活させろ [J16節 大分戦プレビュー]

 

岩田のアップグレードはマリノスの進化にそのまま直結する

マリノスからの2度目のラブコールに心を動かされて生まれ育った地である大分を飛び出した岩田智輝にとって、今節は人生初の古巣戦となる。

「対戦するのは楽しみしかない。プロ1年目からカタさん(片野坂知宏監督)のサッカーをやっていたので、そのサッカーと対戦できるのも楽しみ」

 

 

チームは2試合勝ちなしとやや足踏み状態でも、しっかり目を輝かせて話すところが岩田のパーソナリティであり、シンプルに良い部分だ。

ただし大分トリニータがJ1に昇格してきた2019年以降、アウェイゲームは2年連続で敗れている。いずれも完封負けで、マリノスらしいアグレッシブなサッカーが影を潜め、結果以上に悶々とする内容で黒星を喫した。

その対戦相手の一員としてプレーしていた岩田が、今度はトリコロールの一員として昭和電工ドーム大分に乗り込む。長所も短所もすべてわかっている選手だけに、相手からすれば不気味だろう。

 

 

柏レイソル戦から中3日のリーグ戦で、先発にまったく手を加えないことは想像しがたい。核となる、例えば両センターバックなどは不動だとしても、2試合勝ちなしという状況も踏まえてスタメン変更で変化をつける可能性は高い。

 

 

ヨコエク

(残り 1019文字/全文: 1577文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ