ワールドカップアジア2次予選を戦うタイ代表招集を辞退。その背景にあったモノとは…
マリノス所属のDFティーラトン(31)がワールドカップアジア2次予選に臨むタイ代表からの招集を辞退した。すでに各種メディアで報じられている事実だが、この決断に対してタイ国民から少なからず不満の声が上がっているようだ。
タイ代表はここまで5試合を消化して2勝2分1敗。グループGで3位につけている。しかし新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月に予定されていた公式戦が延期。来月4日から約2週間にわたってUAEで集中開催される。
そこで大きな困難とぶつかった。ティーラトンが招集に応じた場合、現地で14日間にわたる待機期間を余儀なくされる。そして残りの予選3試合を戦った後、日本に戻ってから再び14日間の待機期間が必要となる。
ティーラトンにとっての懸念は自身のコンディションとともに、家族にかかる精神的な負担だった。妻と幼き息子を日本に置いて戦いの場へ出かけるのは簡単なことではない。どれだけ日本が治安に優れた国だとしても、タイ出身者にとって日本は異国の地だ。
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