この一戦を終えると代表ウィークによるリーグ戦中断へ。しっかり勝ち切って大分戦勝利の価値を高めたい [J17節 清水戦プレビュー]
オナイウ阿道と前田大然が先発復帰へ
大分トリニータに勝利し、3試合ぶりに勝ち点3を手にした。その結果、ここまで15試合を戦って9勝4分2敗の勝ち点31。消化試合数にバラつきがあるため暫定ではあるが、4位という順位は上々だろう。
チームを引っ張っているのはオナイウ阿道と前田大然だ。前者は10ゴールで得点ランキング3位、後者は9ゴールで同ランキング4位タイにつけている。ふたりで総得点30のうち6割以上を叩き出しているのだから、文句なしの大活躍と言っていい。
その2選手をベンチに座らせてスタートした大分トリニータ戦は、開幕前の構想が指揮官の頭にあったからだろう。仲川輝人、エウベル、そしてレオ・セアラの3トップである。レオの来日が遅れてしまい、ようやく実現した合流とすれ違うように仲川が負傷したため試せなかった布陣をようやく採用した。
実際に見せたパフォーマンスは向上の余地を多く残すものだった。仲川はコンディションが上がり切っておらず、レオは先発出場時の役割整理や戦術理解に課題を残した。特に前半、圧倒的に押し込んだにもかかわらず決定機をあまり作れなかった一因であろう。
しかしながらどこかで試さなければいけない組み合わせで、それを実現できたことに価値を見出したい。そして途中出場の前田がしっかり存在感を発揮したことも今節以降に向けてポジティブな材料だ。
「オナイウや前田は去年からいて、しっかり理解しているので動きが違う」とアンジェ・ポステコグルー監督。大分戦から中3日で臨む明日の清水エスパルス戦では、総合的に考えてオナイウと前田が先発に名を連ねる公算が高い。
ダブルボランチは継続路線か
もうひとつの注目ポイントは、やはりボランチの人選だろう。
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