「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

札幌戦から中2日で臨むHonda FC戦 。先発を大幅に入れ替えて一戦必勝を期す [天皇杯2回戦 Honda FC戦プレビュー]

 

高野と樺山の左サイドに注目

 

ルヴァンカッププレーオフステージ第1戦から中2日という厳しいスケジュールを考えると、明日の天皇杯2回戦は先発を大幅に入れ替える可能性が高い。とはいえ誰がピッチに立ってもマリノスはマリノスだ。やるべきこと、目指すスタイルは、一切変わらない。負けたら終わりのトーナメントで一戦必勝を期す。

負傷の影響で4月11日のベガルタ仙台戦を最後に公式戦から遠ざかっている高野遼が力強く言う。

「去年と違って難しい試合を勝ち切れるのが今年のウチの良さ。それができるのもサブに入った選手、それ以外の選手も含めて全力で取り組んでいるから」

 

 

途中出場の選手が立て続けに結果を残しているのは、競争原理が正常に働いている証拠。サブスタートの悔しさは絶対にあるし、なければいけないものだが、だからといってチームの和を乱すのではなく、悔しさはピッチ上でぶつけて結果を出す。

前田大然がU-24日本代表に招集され、さらにオナイウ阿道が日本代表に追加招集されて不在だ。リーグ戦の得点ランキング上位に名を連ねる2選手がいないのはたしかに痛手だが、これまで出場機会が少なかった選手にとっては願ってもないチャンスである。

U-20日本代表候補合宿帰りの樺山諒乃介は意気揚々とこの試合に臨むはず。少しずつ積み上げてきた実力と自信をしっかり表現し、リーグ戦でも出場機会を得られる存在になりたい。ケガ人が少なく、皆が好調のチームにおいて、樺山がリーグ戦のメンバー18人に入るのは簡単な作業ではない。立場を変えるには結果を残すしかない。

 

 

最終ラインの左を務める高野もそうだ。ティーラトンや小池龍太のプレーを模倣するのではなく、高野は高野らしく左サイドの槍として振る舞えばいい。樺山との相性は未知数だが、そこは槍として疾走しつつも、いかにルーキーをコントロールできるか。

マリノスの左サイドに注目だ。

 

 

 

ストライカーポジションの人選は?

 

唯一、ストライカーポジションの人選が悩ましい。

 

ヨコエク

(残り 727文字/全文: 1613文字)

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