「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

アタッキングフットボールの継続路線を歩むのは決定的。すると後任監督は・・・ [ポステコグルー監督退任について]

 

アンジェ・ポステコグルーとの別れは唐突にやってきた。

スコットランドの名門・セルティックから水面下で触手が伸びてきたのは先月末の日本時間28日夜のこと。新監督選定を進めていたセルティックは他の候補者との交渉が不調に終わり、ポステコグルーにリストの最上位となった。

 

 

すぐさまマリノス首脳陣はポステコグルーを交えて緊急ミーティングを実施。状況整理ならびに本人の意思確認を行い、双方合意の下で方向性を一本化した。「残念なことに、お別れをする時がきました」というリリースコメント通りである。

その後、非公式ながら交渉と各種手続きを進めていった途中で数々の紆余曲折を経て、最後は現地での指導ライセンスの問題もクリア。ゴールが見えた段階でようやくセルティックから正式オファーが届いた。最後はすべての事態を想定して準備していたからこそスピーディーに話がまとまり、発表に至った。

 

 

マリノスでの功績が認められてセルティックへ旅立つ。これは異例の出来事で、ポステコグルーだけでなくマリノスにとっても名誉で誇らしいことである。ここ数年、マリノスは数多くの代表選手を輩出し、海外移籍にも寛容な姿勢を示して『プレーヤーズファースト』を実践してきた。そして、今度は指導者を世界へ向けて輩出する。

もちろんこれで終わりではない。ポステコグルーが去った後のチーム運営が重要だ。

 

ヨコエク

(残り 560文字/全文: 1163文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ