「今年で29歳になるシーズン。試合に出なければプロとして終わってしまう」 伊藤槙人はプロサッカー選手として生き残るために決断した [伊藤槙人、ジュビロ磐田期限付き移籍]
マリノスのDF伊藤槙人(28)がJ2・ジュビロ磐田へ期限付き移籍することが20日、確実になった。近日中に正式発表される見通しだ。
伊藤は2019年6月にJ2・水戸ホーリーホックから完全移籍でマリノスに加入。対人守備や空中戦を武器とするセンターバックで、置かれている状況にかかわらず練習に真摯な姿勢で臨み、常に100%の力を出し切る好漢でもある。
加入初年度はわずか3試合の出場にとどまったが、チアゴ・マルチンスが退場をうけて途中出場した7月20日のヴィッセル神戸戦で勝利に貢献。ここでの勝ち点3がなければ15年ぶりのリーグ優勝はなかったかもしれない。正真正銘、優勝メンバーのひとりだ。
2020年は少しずつ首脳陣の信頼を勝ち取って出場機会を増やし、リーグ戦19試合のピッチに立った。アタッキングフットボールの水に慣れて戦術理解が深まると同時にビルドアップ能力に磨きがかかり、守備だけでなく攻撃の起点としても存在感を発揮するようになった。
だからこそ今季リーグ戦0試合という個人成績は到底満足できるものではなく、とにかく試合出場に飢えていた。チアゴ・マルチンスと畠中槙之輔に次ぐ3番手という位置付けに甘んじたが、トリコロール戦士として過ごした2年間での成長が認められて他クラブにリストアップされるプレーヤーに進化した。
複数のJ1クラブが伊藤に興味を示す中、新天地に選んだのは自身がジュニアユース時代を過ごしたJ2・磐田だ。
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