「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「(新戦力には)1日でも早く馴染んでほしいし、それがチームの力になる。チームを見ながら、人を見ながら僕自身、舵を取って行きたい」(喜田拓也) [宮崎キャンプコメント]

 

[コメント]

MF 8 喜田 拓也

――中断期間に選手の出入りがあった。新たなチーム作りが始まるのか、それとも継続という考え方なのか?

「多少の人の入れ替えはあったので、自分たちがやりたいこと、やるべきことの整理はある。でもいる選手も多いので積み上げでレベルアップも必要なので、そこは欲張って並行して進めていけばいい。それだけの能力がある選手が入ったので、それは時間とともに上がっていくと思うので有効活用して、チームの力強さにつなげていきたい」

 

 

――これから歩みを進めていく上でのポイントは?

「やはりコミュニケーションはとても大事になるかなと。それはピッチ内だけでなくピッチ外も大事。その人の人生観や価値観も理解することが大事になる。人として、選手としてより知っていくためにキャンプはいい場。月並みだけど、1日でも早く馴染んでほしいし、それがチームの力になる。チームを見ながら、人を見ながら僕自身、舵を取って行きたい」

 

――選手の入れ替わりがあった中で、長い付き合いの高野選手がジュビロ磐田へ完全移籍した。彼に対する個人的な思いは?

「出会ってから数えて18年いたので、いろいろな感情や思いはある。彼自身、どういった思いでやってきたを知っているし、今回の決断の思いもわかっているつもり。彼自身とも話しし、彼だけでなく数名の選手がチームを離れた。シーズンが半分終わって、ここまで貢献してくれたことに変わりはない。そこへの感謝があるし、残していった思いもある。タイトルを獲ってほしいという思いを預かったので、それを結実させるのは自分たち。遼はマリノスでの時間が長かったし、このエンブレムを背負う意味を体現していた。その強い思いがあったので、このクラブにいる選手は誇りと責任を持って結果につなげていく。それが一番大事なので、チームがひとつになっていければと思う」

 

 

――長めのオフはどんな過ごし方、考え方をしていた?

「休むところもあったけど、冬ほどの長期の休みでもなかった。コンディションは問題ないし、上げている最中。自分はサッカーを切り離して考えることはあまりないし、選手の出入りで考えることもあった。選手同士で話すこともあったし、チームのことを考えながら過ごしていた」

 

 

――新監督の下、後半戦にやっていくべきことは?

「この難しい状況の中でマリノスとともに戦うことを決意してくれて、ケヴィン監督に感謝している。まだチームに合流できていないけど、一緒に戦うことを楽しみにしている。忘れてほしくないのは、現状もそうだけど、松永英機監督が暫定的に監督になってチームのバランスを取ってくれたし、ジョンやショーンを中心としたコーチングスタッフも助け合って多い仕事量をこなしてくれた。選手とチームのために、という姿勢でやってくれて、それは選手に確実に伝わっている。結果を出せたのは彼らの大きな貢献があったからで、それをあらためて発信したいという思い。まだ何も終わっていないし、結果を残していくしかない。体制どうこうもあるけど、自分たちがやるべきことをやってきたから今の位置にいる。そこは冷静に自分たちで判断しながらハードワークを続けて、監督が来てからもみんなで助け合って前へ進んでいくことを大切にしたい」

 

 

――キャンプが終わるとすぐにリーグ戦が再開する。いきなり中2日の4連戦だけど、そこへのイメージは?

 

ヨコエク

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