【サッカー人気2位】移籍と残留で揺れ動いた夏。 渡辺皓太…

「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

総力結集でポステコグルー前監督退任という難局を乗り切る。 各部門をつなぎ合わせる緩衝材となったのは松永英機、その人だった。[宮崎キャンプ総括コラム]

 

 マリノスは昨日29日にテゲバジャーロ宮崎(J3)と練習試合を行い、変則3本を戦ってトータル5-1で勝利した。オナイウ阿道に代わって新ストライカー候補となるレオ・セアラが2ゴールを決め、新加入の宮市亮もマリノス初ゴールを記録。暫定的に指揮を執っている松永英機監督は「攻守両面で戦術面での整理をして、理解を深めてくれた。その成果がしっかり出ていた」と満足な様子だった。

 

 

 チームは今日30日にリカバリーを行い、8日間にわたる夏期合宿を終えた。

 キャンプ序盤こそ横浜と種類の異なる暑さに苦労していたが、厳しい環境下でトレーニングできることをプラス思考に変えて見事に完走。キャンプ中に誕生日を迎えた選手が多く、そのたびにチーム全員で祝福して写真を撮影する様子から、チームの強みである一体感が健在であることを強く印象付けた。

 

 

 加えて「大きなケガ人が出ることなく、チームとしてやりたいことはミーティング含めてできた」(松永英機監督)のは大きな収穫だ。キャンプ中盤から別メニュー調整になったエウベルと渡辺皓太も長期離脱になるようなアクシデントではない。概ね順調に全行程を過ごせたと言っていいだろう。

 

 

 気がつけばリーグ戦再開が1週間後に迫っている。明日のオフを挟み、チームは86日のガンバ大阪戦に照準を合わせて調整していく。リーグ戦は現在6連勝中で、さらに連勝街道を突き進めるか。再開直後は中2日で4連戦と過酷なスケジュールが組まれているだけに、ここをうまく乗り切れば本当の意味でタイトルが見えてくる。

 その可能性をしっかりと残し、ポステコグルー監督の退任とカップ戦2連敗という難局からチームを立て直したという点で、松永監督の手腕は高く評価されるべきだ。

 

 

 監督という役職を預かったとはいえ、当初から後任監督が来日して合流するまでの暫定的な役回りと決まっていた。チームはすでにスタイルを確立しているとはいえ、非常に難しい仕事を任されたのは間違いない。自信のエゴを出し過ぎることなくコーチングスタッフを最大限尊重し、誤解を恐れず言えばバランサーに徹した。

 

ヨコエク

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